ポエム
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消えたままの魔球
編み出しただけ無駄だった
消えたまんまになる魔球
投げる途中で消えうせて
以後は消えたまんまになる
無論、視覚的に消えるだけ
物質としては無くならないから
技的にギリでありと思ったし
野球機構もOK出したが
使い物にはならなかった
捕手がキチンと捕球するには
分かりやすい軌道で投げねばならず
分かりやすい軌道で投げてしまえば
消えても打者には打ちやすいのだ
ところで読み手のあんたには
この球の軌道はどうだった?
分かりにくい軌道なのに
ちゃんと受け取れるのを
現在、試作中ってわけさ
詩作でも思索でも無くってな
編み出しただけ無駄だった
消えたまんまになる魔球
投げる途中で消えうせて
以後は消えたまんまになる
無論、視覚的に消えるだけ
物質としては無くならないから
技的にギリでありと思ったし
野球機構もOK出したが
使い物にはならなかった
捕手がキチンと捕球するには
分かりやすい軌道で投げねばならず
分かりやすい軌道で投げてしまえば
消えても打者には打ちやすいのだ
ところで読み手のあんたには
この球の軌道はどうだった?
分かりにくい軌道なのに
ちゃんと受け取れるのを
現在、試作中ってわけさ
詩作でも思索でも無くってな
理の先へ跳べ
見る前に跳んだその結果
跳べてない自分が見えた
見えただけ跳んだ甲斐あった
いやだから跳べてない
次をキチンと跳ぶために
いろんなの見て
跳び方、盗も
跳ぶ理由が追い付く前に
見る前に跳んだその結果
跳べてない自分が見えた
見えただけ跳んだ甲斐あった
いやだから跳べてない
次をキチンと跳ぶために
いろんなの見て
跳び方、盗も
跳ぶ理由が追い付く前に
東朝鮮
鉄の意味が
砂で城になる前に
錆び付いたなら
それが敵の
塩になるは道理でも
小用責める
死んだ者勝ちなルール
生きた者ガチなブール
真と偽との間、ホラ
百八×三千世界
いない鳥は居てる鳥
それ定説 ゆえはや羅刹
殺れる人を遣るお上
逸れ貞節 いさはや物理
死んだもん拉致
照れ穿ち
鉄の意味が
砂で城になる前に
錆び付いたなら
それが敵の
塩になるは道理でも
小用責める
死んだ者勝ちなルール
生きた者ガチなブール
真と偽との間、ホラ
百八×三千世界
いない鳥は居てる鳥
それ定説 ゆえはや羅刹
殺れる人を遣るお上
逸れ貞節 いさはや物理
死んだもん拉致
照れ穿ち
二足歩行線路
「人でいるのが嫌になった」
そう言って人が線路に寝ると
「線路でいるのが嫌になった」
そう言って線路が立ち上がった
寝た人を線路は優しく起こし
その手をとって歩き出した
線路と人が歩いている
通報を受けた警察は
何だか訳がわからなかった
「人でいるのが嫌になった」
そう言って人が線路に寝ると
「線路でいるのが嫌になった」
そう言って線路が立ち上がった
寝た人を線路は優しく起こし
その手をとって歩き出した
線路と人が歩いている
通報を受けた警察は
何だか訳がわからなかった
とらわれらんな
走んのが一番にきっと
始点終点の超克
そんなんを信じれる位
若く馬鹿なら良いのに
走んのが一番にきっと
始点終点の超克
そんなんを信じれる位
若く馬鹿なら良いのに
メルカトル
焼けて爛れたアタシに今
地球儀が突き刺さる
アナタは痩せたメルカトルで
二次元に展べて撮る
焼けて爛れたアタシに今
地球儀が突き刺さる
アナタは痩せたメルカトルで
二次元に展べて撮る
花のあった場所
花のあった場所に
今は実がなっている
種があるかはわからない
種なしなのも食うには良いが
食った実からは花が咲かない
種がないから芽吹きはしない
まして根付きはしやしない
見舞いの品には向いている
ここはそういう実がなる場所
かつては花があった場所
花のあった場所に
今は実がなっている
種があるかはわからない
種なしなのも食うには良いが
食った実からは花が咲かない
種がないから芽吹きはしない
まして根付きはしやしない
見舞いの品には向いている
ここはそういう実がなる場所
かつては花があった場所
批評
相手の言葉の海に沈む
自分の呼吸は止めて沈む
これ以上 深く潜ったら
戻れぬほどのギリギリまで
相手の言葉の海の底へ
限界!ここで反転する
溺れ死んでは元も子もない
海上へ出て息をつく
けれどもそこにとどまらない
慣れた海抜ゼロの上
見てきた深さの反動で
高く跳躍 飛翔する
そこからもいちど
海を見おろす
批評はスポーツ
真剣勝負の
それを優美に見せるがセンス
技術だけでは届かない
相手の言葉の海に沈む
自分の呼吸は止めて沈む
これ以上 深く潜ったら
戻れぬほどのギリギリまで
相手の言葉の海の底へ
限界!ここで反転する
溺れ死んでは元も子もない
海上へ出て息をつく
けれどもそこにとどまらない
慣れた海抜ゼロの上
見てきた深さの反動で
高く跳躍 飛翔する
そこからもいちど
海を見おろす
批評はスポーツ
真剣勝負の
それを優美に見せるがセンス
技術だけでは届かない
母石
石にする心は石になる心と似ている
女にする体は女になる体と似ている
産む技は殺す技と似ている
石女は何に似ようか迷っている
迷っている間は産まずに済むからだが
迷いを捨てても石女なのには
まだ気付いていない
気付く必要もない
必要の方では
いつだってキチンと母なのだから
石にする心は石になる心と似ている
女にする体は女になる体と似ている
産む技は殺す技と似ている
石女は何に似ようか迷っている
迷っている間は産まずに済むからだが
迷いを捨てても石女なのには
まだ気付いていない
気付く必要もない
必要の方では
いつだってキチンと母なのだから
ベタつく汗が
意識を濁しにかかる
スプレーで誤魔化す
ごちゃまぜパレット
つば無しに見えない正面
排煙も今日は殺意を覚える
正午後のアスファルトを踏んで
いつもの白線上に
いつもの常駐トラック
塩が作れそうな程の汗をかく頃
足を止めて自動ドアに受容される
ドライフルーツになれそうな気分
死なないように水で喘ぐ私
意識を濁しにかかる
スプレーで誤魔化す
ごちゃまぜパレット
つば無しに見えない正面
排煙も今日は殺意を覚える
正午後のアスファルトを踏んで
いつもの白線上に
いつもの常駐トラック
塩が作れそうな程の汗をかく頃
足を止めて自動ドアに受容される
ドライフルーツになれそうな気分
死なないように水で喘ぐ私