ポエム
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退会済み
2013年5月10日 22:58
2013年5月10日 22:58
良くなる世界
悪い人が一人減った
世界が一人分良くなった
悪い人の友が泣いた
世界が涙分潤んだ
涙はやがて乾いた
世界の良さに温められて
地球は温暖化する
世界はどんどん良くなる
世界はどんどん乾いていく
極の氷が溶け出すまでは
友を忘れた人は
時々想像してみる
しょっぱい涙の津波が
街を飲み込むその日を
悪い人が一人減った
世界が一人分良くなった
悪い人の友が泣いた
世界が涙分潤んだ
涙はやがて乾いた
世界の良さに温められて
地球は温暖化する
世界はどんどん良くなる
世界はどんどん乾いていく
極の氷が溶け出すまでは
友を忘れた人は
時々想像してみる
しょっぱい涙の津波が
街を飲み込むその日を
「やどかり」
殻を脱ぐ折に触れて
癇癪を掻く身苦しさ
身の丈を測ろうとしても
手はなく脚は引篭もり
波のまにまに影を暗ませば
光りゆらゆら目が眩む
深く水底に下り
圧され水面に上る
あぁ、
このまま殻に潰れてしまえば
貝になってしまってそのまま……
殻を脱ぐ折に触れて
癇癪を掻く身苦しさ
身の丈を測ろうとしても
手はなく脚は引篭もり
波のまにまに影を暗ませば
光りゆらゆら目が眩む
深く水底に下り
圧され水面に上る
あぁ、
このまま殻に潰れてしまえば
貝になってしまってそのまま……
退会済み
2013年5月5日 20:20
2013年5月5日 20:20
死んでいた
家の無い人が公園で
考え事しながら死んでいた
考えちゃいけないことを
考えたせいなんだろう
病気の人が病院で
微笑み浮かべながら死んでいた
笑う資格も無いくせに
笑ったりしたからだろう
僕である人が世の中で
生きていながら死んでいた
これを綴っているのはさ
多分そのせいなんだろう
家の無い人が公園で
考え事しながら死んでいた
考えちゃいけないことを
考えたせいなんだろう
病気の人が病院で
微笑み浮かべながら死んでいた
笑う資格も無いくせに
笑ったりしたからだろう
僕である人が世の中で
生きていながら死んでいた
これを綴っているのはさ
多分そのせいなんだろう
未来のプールに飛び込む勇気もなく
ただ眺めている 喉は詰まるばかり
「夢の中ではいくらでも飛べる」
彼はそう言ったのに私は溺れてた
希望の光を失った瞳で何を見よう
君がいることさえわからないよ
悲しみに泣かされては石を投げられ
私のための正義のヒーローが現れるのを
いつまで待っているのか
(もう壊れている、)
ただ眺めている 喉は詰まるばかり
「夢の中ではいくらでも飛べる」
彼はそう言ったのに私は溺れてた
希望の光を失った瞳で何を見よう
君がいることさえわからないよ
悲しみに泣かされては石を投げられ
私のための正義のヒーローが現れるのを
いつまで待っているのか
(もう壊れている、)
退会済み
2013年3月30日 00:08
2013年3月30日 00:08
タラコの世界
タラコの世界に行った
タラコだけの世界
天皇がタラコ
首相がタラコ
幹事長がタラコ
小沢一郎がタラコ
スカイツリーがタラコ
ディズニーシーがタラコ
USJがタラコ
野川公園がタラコ
住んでる人がタラコ
飼ってる犬がタラコ
行き交う旅行者がタラコ
訪れた私がタラコ
そうして鱈がやっぱりタラコ
鱈がタラコになっちゃっても
タラコがタラコでいられるのが
なんだか少し不思議な気がした
タラココになるのが筋だろうに
君も行くかい?
タラコの世界
そこでは君もタラコだぜ
タラコの世界に行った
タラコだけの世界
天皇がタラコ
首相がタラコ
幹事長がタラコ
小沢一郎がタラコ
スカイツリーがタラコ
ディズニーシーがタラコ
USJがタラコ
野川公園がタラコ
住んでる人がタラコ
飼ってる犬がタラコ
行き交う旅行者がタラコ
訪れた私がタラコ
そうして鱈がやっぱりタラコ
鱈がタラコになっちゃっても
タラコがタラコでいられるのが
なんだか少し不思議な気がした
タラココになるのが筋だろうに
君も行くかい?
タラコの世界
そこでは君もタラコだぜ
退会済み
2013年1月12日 09:19
2013年1月12日 09:19
手記
死にたいけれど死ねずにいたら
死にたがる子をうっかり産んだ
死にたがる子はホントに死んで
産んだ私はそれを見ていた
見てるあいだは忘れてられた
死にたい気持ち忘れてられた
見ていたものが無くなったので
手記を書き上げ出版をした
手記がそこそこ売れたので
印税元手に会を作った
自殺者遺族の会を作った
もう死にたくはなくなった
あの子も何かを見てれば良かった
そうして手記を書いたら良かった
そう思ったらその時はじめて
あの子をちょっぴり好きに感じた
あんたを見られて良かったよ
お母さんはもう死なないよ
世界中の人が死ぬまでは
全部見て手記に書くからね
死にたいけれど死ねずにいたら
死にたがる子をうっかり産んだ
死にたがる子はホントに死んで
産んだ私はそれを見ていた
見てるあいだは忘れてられた
死にたい気持ち忘れてられた
見ていたものが無くなったので
手記を書き上げ出版をした
手記がそこそこ売れたので
印税元手に会を作った
自殺者遺族の会を作った
もう死にたくはなくなった
あの子も何かを見てれば良かった
そうして手記を書いたら良かった
そう思ったらその時はじめて
あの子をちょっぴり好きに感じた
あんたを見られて良かったよ
お母さんはもう死なないよ
世界中の人が死ぬまでは
全部見て手記に書くからね
あなたを思うだけで胸のあたりが苦しいのは
〝好きだから そんなのわかってるよ
でも、一度は自分を疑うの
どんな時も一緒にいたいワガママが
しつこく胸を締め付ける
こんな気持ちいらないと思ってても
あなたを思うだけで胸のあたりが苦しいのよ
〝好きだから そんなのわかってるよ
でも、もう一度自分を疑うの
〝好きだから そんなのわかってるよ
でも、一度は自分を疑うの
どんな時も一緒にいたいワガママが
しつこく胸を締め付ける
こんな気持ちいらないと思ってても
あなたを思うだけで胸のあたりが苦しいのよ
〝好きだから そんなのわかってるよ
でも、もう一度自分を疑うの
退会済み
2012年12月31日 22:36
2012年12月31日 22:36
末夢(まつゆめ)
鷹に憑依したナスビは
飛翔して富士の上を舞い
眼光もて彼の高き山を海に変えると
その深みへ日の本を投げ入れた
茫漠たる大海原に初日が昇り
極東の新年は静かに明けよう
鷹に憑依したナスビは
飛翔して富士の上を舞い
眼光もて彼の高き山を海に変えると
その深みへ日の本を投げ入れた
茫漠たる大海原に初日が昇り
極東の新年は静かに明けよう
退会済み
2012年12月30日 10:40
2012年12月30日 10:40
バイオリンの変心
知らない誰かの音楽が
君の体で鳴っている
それは深くて豊かな響き
僕は静かに弓を置く
知らない誰かの音楽が
君の体で鳴っている
それは深くて豊かな響き
僕は静かに弓を置く
英語をあきらめた瞬間
wing ウイング
field フィールド
Wi-Fi ウイーフィー ×
ワイファイ ○
ふ…ふん;
wing ウイング
field フィールド
Wi-Fi ウイーフィー ×
ワイファイ ○
ふ…ふん;