ポエム
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退会済み
2012年12月29日 10:33
2012年12月29日 10:33
雪
ヒートアイランドにパラつく雪は
何をも覆えぬ己が無力を
熱病を病む都市に転嫁し
都市は淋しく「ははん」と言った
ヒートアイランドにパラつく雪は
何をも覆えぬ己が無力を
熱病を病む都市に転嫁し
都市は淋しく「ははん」と言った
私の説明書
77%がアニメで形成され
22%が作詞
11%の残りで日夜頑張っています
ときどき変動もあります
アニメ88%
好みのOPや挿入歌、キャラソンに巡りあう
そんなときに100%超
人の可能性、ここにあり。
*注
壊れているのは仕様なので返品は不可となります
77%がアニメで形成され
22%が作詞
11%の残りで日夜頑張っています
ときどき変動もあります
アニメ88%
好みのOPや挿入歌、キャラソンに巡りあう
そんなときに100%超
人の可能性、ここにあり。
*注
壊れているのは仕様なので返品は不可となります
退会済み
2012年12月22日 07:02
2012年12月22日 07:02
皆中
弓が知る
矢が気付く
私がそれに共振する
私は在る
私は無い
私をくぐって何かが成る
的に射られる構えができる
音達はしばしその身を伏せる
「よしっ!」
気が付けばシンと矢は立っている
元より的の一部の如く
仕組みの理解が私を包む
すぐにほどけて四方へと散る
散りゆくものにそっと頷く
消え去りはしない 溶け込んでいる
今は忘れてかまわない
弓が知る
矢が気付く
私がそれに共振する
私は在る
私は無い
私をくぐって何かが成る
的に射られる構えができる
音達はしばしその身を伏せる
「よしっ!」
気が付けばシンと矢は立っている
元より的の一部の如く
仕組みの理解が私を包む
すぐにほどけて四方へと散る
散りゆくものにそっと頷く
消え去りはしない 溶け込んでいる
今は忘れてかまわない
鳥籠に閉じ込めた私を
貴方はいつまで可愛がるの?
本当に私が愛おしいなら
今すぐにこの枷をはずして
鳥籠に閉じ込めた私を
可愛がる自分が可愛いのなら
哀れな姿に気づきなさい
もう後戻りができなくなる前に
本当は鳥籠に入っているのが
貴方だということを気づきなさい
貴方はいつまで可愛がるの?
本当に私が愛おしいなら
今すぐにこの枷をはずして
鳥籠に閉じ込めた私を
可愛がる自分が可愛いのなら
哀れな姿に気づきなさい
もう後戻りができなくなる前に
本当は鳥籠に入っているのが
貴方だということを気づきなさい
退会済み
2012年12月15日 17:59
2012年12月15日 17:59
未然形偽終止
木の中の森が繁らずに枯れる
しずくは海を秘めたまま乾く
君のうち国は興らずに亡ぶ
あってもおかしくなかった出会いが
あるはずもない調整卓で
再現画像に編集される
それら成らずについえるものの
倍音たちが音楽となり
未然の3度をふわりと下る
--
「メタスキーマ詩集」、下記URLで自賛公開中
・epub形式
http://ebooks.meta-scheme.jp/meta-scheme-shishuu.epub
・mobi形式
http://ebooks.meta-scheme.jp/meta-scheme-shishuu.mobi
epub形式の閲覧にはAdobe Digital Editions 2.0がお勧めです。
mobi形式の閲覧には各種プラットフォーム上のKindleアプリがお勧めです。
木の中の森が繁らずに枯れる
しずくは海を秘めたまま乾く
君のうち国は興らずに亡ぶ
あってもおかしくなかった出会いが
あるはずもない調整卓で
再現画像に編集される
それら成らずについえるものの
倍音たちが音楽となり
未然の3度をふわりと下る
--
「メタスキーマ詩集」、下記URLで自賛公開中
・epub形式
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mobi形式の閲覧には各種プラットフォーム上のKindleアプリがお勧めです。
泣いているのは悲しいからじゃない
もう後戻りできないとわかったから
時間を取り戻すことも 今は
泣いているのは哀しいからじゃない
あなたの言葉に揺るがされた私に
腹が立っただけだから
涙を落とすのは、乾いた心に
もう一度 海の水を与えるため
しょっぱくて温かい この涙
もう後戻りできないとわかったから
時間を取り戻すことも 今は
泣いているのは哀しいからじゃない
あなたの言葉に揺るがされた私に
腹が立っただけだから
涙を落とすのは、乾いた心に
もう一度 海の水を与えるため
しょっぱくて温かい この涙
いつもいつも すれちがい
あなたの眠るじかんたいは…わたしの起きるじかんたい
どうぞ、ベッドのぬくもりまでは
すれちがいませんように…
あなたの眠るじかんたいは…わたしの起きるじかんたい
どうぞ、ベッドのぬくもりまでは
すれちがいませんように…
退会済み
2012年12月9日 21:14
2012年12月9日 21:14
新橋平成女学院3年H組蒼井あや出席番号69番
サービスを終え僕の残滓を
始末しながら言うのには
こっちの海は砂が黒いね
上京してみて驚いた
さっきまで開いてた脚が
置き去り捨ててきた跡が
白い浜辺に点々と
サービスを終え僕の残滓を
始末しながら言うのには
こっちの海は砂が黒いね
上京してみて驚いた
さっきまで開いてた脚が
置き去り捨ててきた跡が
白い浜辺に点々と
私は知ることで
昔の自分を殺す
あなたを知らなかった私は死んだ
そして、あなたを知っている私は
今あなたの腕の中で生まれた
私は知ることで
また自分を殺す
そうだとしても人は知ることをやめない
そして、また自分を殺したがる
あなたを知らない私はいない
私は知ることで 死んだ
昔の自分を殺す
あなたを知らなかった私は死んだ
そして、あなたを知っている私は
今あなたの腕の中で生まれた
私は知ることで
また自分を殺す
そうだとしても人は知ることをやめない
そして、また自分を殺したがる
あなたを知らない私はいない
私は知ることで 死んだ
退会済み
2012年12月8日 09:34
2012年12月8日 09:34
真上の月
月は天頂にある
兎はじきに落ちる
「あら、昇るのよ」
此処に高さは無い
「高さは動線の影だから全ては動き方しだいなの」
少なくとも俺は動けない
この底の底に釘付けだ
「あたしにはそうは見えないわ
あなたは現実っていう雲に乗り
ふわふわ飛んでいるばかり
踏み締めも落ちもしてやしない」
睨むように見上げた光源は
深淵に穿たれた架空の穴
「うるせぇ、そこを動くなよ
いますぐそこまで落ちてやる!」
その夜20時ごろ、折からの寒風吹きすさぶ中、スーツ姿の中年男性が一人、真上に昇った月を指して、ゆらゆらと千鳥足で飛翔したと、ホームレスはそう証言した。警察は事件性なしと判断した。
月は天頂にある
兎はじきに落ちる
「あら、昇るのよ」
此処に高さは無い
「高さは動線の影だから全ては動き方しだいなの」
少なくとも俺は動けない
この底の底に釘付けだ
「あたしにはそうは見えないわ
あなたは現実っていう雲に乗り
ふわふわ飛んでいるばかり
踏み締めも落ちもしてやしない」
睨むように見上げた光源は
深淵に穿たれた架空の穴
「うるせぇ、そこを動くなよ
いますぐそこまで落ちてやる!」
その夜20時ごろ、折からの寒風吹きすさぶ中、スーツ姿の中年男性が一人、真上に昇った月を指して、ゆらゆらと千鳥足で飛翔したと、ホームレスはそう証言した。警察は事件性なしと判断した。