ポエム
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感情戦
星にも寿命?
月にはあるの?
月は今でも生きてるの?
ああして生きるの、つらいだろうね
小さいものの周りをさ
青い顔してぐるぐるすんの
朝の環状線みたく
感情殲滅勘定戦
星にも寿命?
月にはあるの?
月は今でも生きてるの?
ああして生きるの、つらいだろうね
小さいものの周りをさ
青い顔してぐるぐるすんの
朝の環状線みたく
感情殲滅勘定戦
大阪の雪
大阪にはたまに雪が降る
大阪では沖縄を差別する
今夜、沖縄に雪が降る
そして基地が溶ける
一晩だけ
大阪にはたまに雪が降る
大阪では沖縄を差別する
今夜、沖縄に雪が降る
そして基地が溶ける
一晩だけ
「ローストピーナッツ」
信じたら 裏切られ
甘いのよ まだあなた
焦げるまで 待ちなさい
ローストピーナッツになりなさい
落花生 1つは私で1つはあなた
落第生 1つも2つもなくてあなた
夢見たら 目が覚めて
眠いのよ まだ私
覚めるまで 覚めないで
こんがりピーナッツになりなさい
とりあえず 素材だけ
塩はまだ かけないで
ハチミツが 欲しいって?
甘いのよ まだあなた
信じたら 裏切られ
甘いのよ まだあなた
焦げるまで 待ちなさい
ローストピーナッツになりなさい
落花生 1つは私で1つはあなた
落第生 1つも2つもなくてあなた
夢見たら 目が覚めて
眠いのよ まだ私
覚めるまで 覚めないで
こんがりピーナッツになりなさい
とりあえず 素材だけ
塩はまだ かけないで
ハチミツが 欲しいって?
甘いのよ まだあなた
並びスマホ
鳥貴族で飲んでいた
隣に男女、二人連れ
二時間を過ぎたあたりから
二人ともスマホ弄りだし
小半時、音がなくなった
信頼の形、そこに見た
鳥貴族で飲んでいた
隣に男女、二人連れ
二時間を過ぎたあたりから
二人ともスマホ弄りだし
小半時、音がなくなった
信頼の形、そこに見た
道頓堀に溶ける雪
忘れるのは簡単だ
雪道の歩き方みたいに
戻れない
戻る意味は無い
忘れるのは簡単だ
雪道の歩き方みたいに
戻れない
戻る意味は無い
ブルー
時々あらわれるブルー
部屋の四隅にともるブルー
時計の音と友達で
仲良くちかちかやっている
狂おしくて声が枯れて
飽きて
そうなると消えるブルー
冷たい刃のように見せかけて
致命傷からは遥か彼方
遠方に広がっていく
他人のようなかすり傷
そんな切れ味のやつだ
すりむいた膝にとびだした
心臓をたまに見ただけなんだ
今日も普通に眠い
時々あらわれるブルー
部屋の四隅にともるブルー
時計の音と友達で
仲良くちかちかやっている
狂おしくて声が枯れて
飽きて
そうなると消えるブルー
冷たい刃のように見せかけて
致命傷からは遥か彼方
遠方に広がっていく
他人のようなかすり傷
そんな切れ味のやつだ
すりむいた膝にとびだした
心臓をたまに見ただけなんだ
今日も普通に眠い
多声音楽
君の出す色んな声を
一番多く聴けた人が
君を抱く資格を得る
綺麗なのしか
僕は
聴けなかった
わかってる
汚いのも
綺麗なのも
全部、君の声だ
頭では分かってる
耳は分かろうとはしない
それが確かに
僕の耳だ
耳順
君の出す色んな声を
一番多く聴けた人が
君を抱く資格を得る
綺麗なのしか
僕は
聴けなかった
わかってる
汚いのも
綺麗なのも
全部、君の声だ
頭では分かってる
耳は分かろうとはしない
それが確かに
僕の耳だ
耳順
蛇足とひげ剃り
足が生えるべきでは無い場所に
無闇に足が生える時は
生える足には囚われずに
毎日きちんと
髭を剃って
家を出ること
うまくすれば
それを繰り返しているうちに
死ねたりもするから
だから生きてる間は
毎日ちゃんと髭を剃れ
足のことは忘れた振りして
どうせ生きてるうちから幽霊さ
足が生えるべきでは無い場所に
無闇に足が生える時は
生える足には囚われずに
毎日きちんと
髭を剃って
家を出ること
うまくすれば
それを繰り返しているうちに
死ねたりもするから
だから生きてる間は
毎日ちゃんと髭を剃れ
足のことは忘れた振りして
どうせ生きてるうちから幽霊さ
満月
ワンルームマンションのドアを開けると
フローリングが一面に
青白く光っていた
それが射し込む月明かりだと
気がつくまでに一拍かかった
月光には人を狂わす魔力がある
そんな話もどこかで聞いた
でも床の上の輝きは
心を洗うようだった
澄みすぎた水に魚は棲めない
洗いすぎれば狂わすのかも
それでもこんな月の夜には
しばし狂うのも悪くないだろう
正気の沙汰で薄汚れた
着古しの僕の心には
ワンルームマンションのドアを開けると
フローリングが一面に
青白く光っていた
それが射し込む月明かりだと
気がつくまでに一拍かかった
月光には人を狂わす魔力がある
そんな話もどこかで聞いた
でも床の上の輝きは
心を洗うようだった
澄みすぎた水に魚は棲めない
洗いすぎれば狂わすのかも
それでもこんな月の夜には
しばし狂うのも悪くないだろう
正気の沙汰で薄汚れた
着古しの僕の心には
台風三本立て
台風で派遣先が「早よ帰れ」て
て電話したらあっちも同じやて
翌朝の足のこと考えて
あっちの部屋に泊まることにして
百円のビデオ三本借りて
今夜はあっちで三本立て
2人とも好きで何度も見た奴
同じとこで同じ決めの突っ込み
2人でして見る三本立て
三本目前のトイレから
タバコくわえて戻った時
あっちがニヤニヤ言うのには
「はたから見たら、
今夜のウチら、
まだ続きそうな2人やな」
オレから見てもわりとそんなや
オレら、ほんまに、別れんねんな
台風で派遣先が「早よ帰れ」て
て電話したらあっちも同じやて
翌朝の足のこと考えて
あっちの部屋に泊まることにして
百円のビデオ三本借りて
今夜はあっちで三本立て
2人とも好きで何度も見た奴
同じとこで同じ決めの突っ込み
2人でして見る三本立て
三本目前のトイレから
タバコくわえて戻った時
あっちがニヤニヤ言うのには
「はたから見たら、
今夜のウチら、
まだ続きそうな2人やな」
オレから見てもわりとそんなや
オレら、ほんまに、別れんねんな