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幸せも腹八分目。
portame 投稿 - 2014/03/17 更新 - 2014/03/25 2 Comments 414 Views
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MONK
お月様が真ん丸になる
それまでの日々を
ただ退屈に過ごしていても
何かがほしく 羨んでも
それが私を満たしてくれるの?
簡単に手に入っても
確証がなければ
怖いままでしょう

空に昇る満月の赤に
私は怯えて 満る引力に
逆らい 潜り込み
欠けた満月の夢を
胸に秘める


ウサギさんが表れるまで
それまでの日々を
寂しさで死んでしまわぬよう
考え込んで 塞ぎ込んで
何を私はどうすればいいの?
満たされていて浸っても
頭をよぎれば
不安だけでしょう

空に浮かぶ満月の端に
私の憂いでできたササクレを
剥して 抱きしめて
欠けた満月の下で
眠りにつく


満ち欠けを長い長い夜に
私が一人で作り 繰り返して
憂いて 嬉しくて
綻びて 幸いで
空に昇る満月の赤も
空に浮かぶ満月の端も
何かが足りないままで生きていく
並べて 翻して
欠けた満月の下で
満たされている
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2 Comments

MONKMONK
2014/03/22
どうも、MONKです。

叫びや悲痛に少し近い感じ取れました。
月の満ち方で人の気持ちの変化もあるようですね。
今、ちょうど真夜中ですが、まさにこういった時間に読むことができてよかったと思いました。ありがとう。
portameportame
2014/03/25
>MONKさん

コメントありがとうございます。

こちらこそ読んで頂きありがとうございます。
>叫びや悲痛に少し近い感じ取れました。
言われてびっくりというか、言われると
そんな感じが私にもしてきました。
なんだか不思議な感じです。
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