新規登録 ログイン
曲はありません、動画もありません
退会済み 投稿 - 2013/10/12 更新 - 2013/10/12 0 Comments 319 Views
good投票
まだこの作品をgoodと言った人はいません
抽象のマンモスが国道を逆走する
日常の車列は無傷に踏みしだかれる
ドライバー 無表情に 通過する幻影あおぐ

俺にはまだ翼がある
抜けた羽 人工素材
折れた骨 金属補強
わきまえた高さで飛べば
溶かさない日の目にぬるむ

やれてることが自分おとしめてく
降りてく奴の方が正気なのか

冷蔵の少年性 いいかげん期限切れ
流した子の肉と腐臭の和声かなでる
下の子は ボトル手に 白いドア パタンと閉じる

俺にはまだ未練がある
捨てた意地 これみよがし
抜いたキバ むかしばなし
わきまえた低さで鳴けば
罰しない大目にゆるむ

やれてたことが自分あざ笑って
落ちてく奴の方が正義だろう

デイリーの沈没を群衆が妄想する
十色のジパングが人波に飲み込まれる
清掃夫 不機嫌に 宵越しのヘドにおがくず

俺にはもう終わりもない
まわる檻 永久機関
つくる声 条件反射
しみついた薄さでかわし
さびついた刃の上おどる

やってることが自分の全てに見え
脱けてくことの方が難しい

具象の幻滅につまずいて逆切れする
無抵抗の肉塊 したたかに蹴り上げる
ホームレス 無表情に またいでく俺をあおぐ

0 Comments

Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。
ログイン 新規登録