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ここでの初めての投稿となります。梅雨時ということで昔書いたものを少し書き直して投稿。泣ける時に思いっきり泣いたほうがいいと思ったときにできたものです。
windofwing1317 投稿 - 2010/06/30 更新 - 2011/11/20 2 Comments 379 Views
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別れなんてこんなものさと
口に出さずに呟く
側にいられた間は
思いもしなかったのにさ

悲しみを見透かしたように
雨が降り注いだけれど
今の私には変わりに
泣いてるとは思えなかったよ

涙が出てきているのに
気づく人は誰もいない
拭う事すらしないで
幾らでも泣ける

雨にあたりながら歩くのも
たまにはいいもんだと笑って
少し遠回りしようかと
帰る夕闇の道


人はたくさんいるのに
濡れているのは一人だけ
覗き込むような奴もいれば
笑っている奴もいる

「雨宿りすればいいのにさ」
止まることをしたくなかった
「傘でも買えばいいのにさ」
金が無いと嘯くだろうね

泣いた声は届かない
誰の耳にも届かない
あんたにはこんな雨は
降らないでほしい

重たい体になっているのに
肩は少し軽くなっていた
死のうと思ったことすら
忘れさせてくれたよ


涙が出てきているのに
気づく人は誰もいない
雨が全て流してくれる
冷たいぬくもりがある

雨にあたりながら歩くのも
たまにはいいもんだと笑って
少し遠回りしようかと
帰る夕闇の道

帰る暗闇への道
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2 Comments

ashash
2010/07/04
最後の余韻が素敵ですね。
全体的に具体性がありすぎず想像力を引き立てるところがいいなぁと想ったのですが、「付き合っている間」という表現がそれを壊しちゃっている気がしました。
windofwing1317windofwing1317
2010/07/10
コメントありがとうございます、そして返答遅くて申し訳ありません。
見ていると「付き合っている間」という部分に関してはちょっとストレートすぎたのかな?と思いました。そこの部分だけ変えようといろいろ言葉を漁って考えてみます。ではでは。
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