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僕らが過ごしている街の風景を切り取りたくて
hatter 投稿 - 2013/02/26 更新 - 2013/02/26 0 Comments 432 Views
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僕らより ちょっと背の高い君
君が顔を真赤にして いかないでって叫んでるのに
それを見向きもしないで そそくさと歩くひとたち

僕らより ちょっと背が低くて長い君
君が あるいてたばこ吸わないでって叫んでるのに
それを聞こうともしないで たばこに火をつけるひとたち

でもだからって だからって だからって
僕はどうすることも
できないんだ できないんだ できないんだよ 嗚呼

寒さの峠を越えて 見えてきた君の色
明度が高くて 彩度が低い 君の色
海の波が喜んで 雲の色が薄くなる

世界がこんなにも 美しいのに
僕らはこんなにも 汚れてるんだ

でもだからって だからって だからって
僕はどうすることも
できないんだ できないんだ できないんだよ 嗚呼

ただ 君の顔を 君の叫びを 君の色を 
見ることしかできないんだ 
見ることしかできないんだよ 嗚呼

それでも君は いつものように
佇んでいるんだろう
佇んでいるんだろう
この街で
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