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takashi 投稿 - 2013/02/20 更新 - 2013/02/27 3 Comments 713 Views
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canonmononokemana
小熊は叫んだ
パンダになりたいと
白黒のペンキで
体を覆った

体にできてた
無数の刺され跡
そこに染みるように
色は消えていった

パンダは頼んだ
小熊になりたいと
白黒の衣装を
無理やり破った

初めて感じた
無数の刺され跡
それでも生きてる
痛みに泣いた

ララ アラカルト


小熊は笑った
怠惰の続く生活に
パンダは泣いた
痛みの続く生活に

パンダは笑った
自由に囲まれる生活に
小熊は泣いた
檻に囲まれる生活に

ララ アラカルト
「僕は僕が良かったな」
ララ アラカルト
そう呟いて 夢から覚めた
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3 Comments

manamana
2013/02/20
こんにちは。
小熊にもパンダにも
生活していくうえで
いいところと悪いところがあるんですね。
最後の連にある「僕は僕が良かったな」
この言葉が、とても胸にきました。
hatterhatter
2013/02/20
誰だって「誰か」になりたいと
いつだって思っているものですよね。

ただなりたい「誰か」でさえも「誰か」になりたいと
かんじていて、それぞれ痛みと戦っているもの。

この詩はパンダが小熊に、
小熊がパンダになった夢を見て、それに気づいて
最後には
「僕は僕がよかった」
と感じれるようになったというストーリーなんじゃないかと
思いました。

夢から冷めたあとは、誰かになりたいという思いは
消えたんでしょうかね…
canoncanon
2013/02/27
こんばんは!
なんか、すっごい良い!って素直に思えました!
やっぱり、自分が自分でよかったんだなって。
ありがとうございます!
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