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退会済み 投稿 - 2012/08/28 更新 - 2012/09/01 2 Comments 325 Views
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(セリフ)
 「破門じゃあーっ!」

右腕をしょった影が
逆光に立つ畦道
隻腕の武士は吠える
「探したぞ、さぁ、抜くのじゃ!」

「おぬしに拙者は斬れぬ。右腕だけで荷だろうに」
答えず間合いをつめるワラジが立てる砂埃

 閃くは瞬(まばた)きの間(ま)
 歩み去る背の後ろで
 縦に分かれた右側
 慌ててつかむ左手

拙者は斬るために斬る
いくさのためには斬らぬ
ただ斬るがためにとがる
それが拙者の刀じゃ

されば誰をも殺めぬ 血の滴とて流さぬ
我が剣に断たれし者 断たれしままに永らふ

 師よ、なにゆえに邪(じゃ)となす?
 我が剣(けん)、これぞ剣なる
 屠る方便(たずき)には非ず
 斬るためにのみ振るう剣

首を抱えた胴体
糸でかがった細切れ
恨みに濁りし刃(やいば)
切り分け裂いて風通し

なれども月を嘆ずる隈なき宵に魔が差す
飢えた野盗の凶刃 月の光に眩んで

(セリフ)
 「悪く思うなよ。
  こちとらこの三日ってもの、
  胃の腑にゃ粟の一粒だって
  おさめちゃいねぇ」

 閃くは瞬きの間
 方便すなわち剣なり
 けだし我が剣、邪の邪よ
 呵呵大笑に絶命

(セリフ)
 「皆伝じゃ」

2 Comments

退会済み
2012/09/01
Delete
こんにちは。

これなる一文、評価いたせと申されるか。
うーむ、みどもには荷が重すぎるが、されば御免こうむって、一言口上仕る。

良くわかりませんでした。
いや、筋書きは大体掴めます、時代劇は好きだし。
それにこれを「歌詞」として創ること自体は、とても面白いと思います。
ただ、なんというか、それ以上が、自分には感じられませんでした。
ピンと来なかった、ということで。
退会済み
2012/09/01
Delete
面白みのレベルにまで上手く到達することが出来なかったみたいですね。うーん、残念。

「破門じゃあーっ!」というセリフから始まる歌詞を作ってみようという思いつきから作り始めた詞で、それに合う様なストーリーをひねり出して作りました。

殺すための技術ではなく、芸術の域にまで剣の技を極めようと考えた達人が、研鑽の末、遂に、斬った相手を殺さず生かしたままに保てる魔剣を編み出した。切り離された首と胴体が、斬られたままにそれぞれ生き続けるのである。しかしそれを見た師は激怒し、達人に破門を言い渡した。師の真意は?…っていうマンガ的アイデアが詞想の中心なのですが、この着想、読んだ人に伝わるかなぁとさすがに不安な作品なのでした。
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