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暗喩はこの際無視してもらって、ただ単に周りに馴染めない学校生活を送る子どもを想像していただきたいです。
asakist 投稿 - 2010/08/07 更新 - 2011/11/20 2 Comments 321 Views
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manamomana

私は歪な月の子ども
零れた月光を糧にする
太陽に蝕まれ
居場所まで戸惑って
暗い夜の狭い部屋で独り
膝を抱える

広い部屋
一人じゃなくとも感じる
疎外感
角の窓辺

煩さに
切り離されてる薄明
太陽が
影を紡ぐ

居ることも
居ないことにされるのも
苦痛には感じない
居ることを
哀れに思われるのが
怖かった

私は孤独な夜の子ども
訪う陽光に怯えてる
瞬いた星たちも
寄り添いはしないから
狭い夜の暗い部屋で独り
空を睨んだ

同じ感覚を持つ
人の群れに
違う感覚を持つ
私が
受け入れられることも
分かち合えることさえも
ありはしない
だから

私は歪な月の子ども
零れた月光を糧にする
太陽に蝕まれ
居場所まで戸惑って
暗い夜の狭い部屋で独り
膝を抱える
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2 Comments

manamana
2010/08/07
こんにちは。
きれいで、寂しくて、とても切ない詞ですね。
タイトルから惹かれました。
孤独感がすごく伝わってきて、
それが純粋に思えました。
asakistasakist
2010/08/08
manaさん
こんにちは。コメントありがとうございます。

返信遅れて申し訳ないです。

孤独感、感じていただけましたか、嬉しいです。
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