暗喩はこの際無視してもらって、ただ単に周りに馴染めない学校生活を送る子どもを想像していただきたいです。
私は歪な月の子ども
零れた月光を糧にする
太陽に蝕まれ
居場所まで戸惑って
暗い夜の狭い部屋で独り
膝を抱える
広い部屋
一人じゃなくとも感じる
疎外感
角の窓辺
煩さに
切り離されてる薄明
太陽が
影を紡ぐ
居ることも
居ないことにされるのも
苦痛には感じない
居ることを
哀れに思われるのが
怖かった
私は孤独な夜の子ども
訪う陽光に怯えてる
瞬いた星たちも
寄り添いはしないから
狭い夜の暗い部屋で独り
空を睨んだ
同じ感覚を持つ
人の群れに
違う感覚を持つ
私が
受け入れられることも
分かち合えることさえも
ありはしない
だから
私は歪な月の子ども
零れた月光を糧にする
太陽に蝕まれ
居場所まで戸惑って
暗い夜の狭い部屋で独り
膝を抱える
2 Comments
2010/08/07
きれいで、寂しくて、とても切ない詞ですね。
タイトルから惹かれました。
孤独感がすごく伝わってきて、
それが純粋に思えました。
2010/08/08
こんにちは。コメントありがとうございます。
返信遅れて申し訳ないです。
孤独感、感じていただけましたか、嬉しいです。