睡眠薬のんで町にくりだそう
きっと君はあのアパートにいる
なにもかも忘れたつもりでいた
君のいたいけなイタズラで
角を曲がるとロシアの兵隊
ゼンマイの顔をした女を持って
ぼくはそこで眠くなってしまう
遅れてきた薬の効き目で
まるくおさまっていく景色と
ずっとめいかくでいる女
睡眠薬のんで町にくりだそう
内緒のはなし君に教えよう
南京錠の右手はとけるだろう
君のあばずれた鍵で
角を曲がるとロシアの兵隊
ずっと会いたかった君を持って
ぼくはそこで眠くなってしまう
角材で砕かれた頭とともに
まるくおさまっていく景色と
ずっと笑っている女
そんなあなたもずっとぼくの夢の中
白いベットの上で何百も同じ夢を見よう
だからあなたはずっとぼくの目玉の中
風のように自由な君もぼくの目玉の中
割れた頭の中で踊る君の顔
バカなロシア人と腰をふっている
ぼくは満足している この惑星の中
次々と浮かんでくバカな朝日たち
苔むしていくぼくと記憶の住人
きっと君はあのアパートにいる
なにもかも忘れたつもりでいた
君のいたいけなイタズラで
角を曲がるとロシアの兵隊
ゼンマイの顔をした女を持って
ぼくはそこで眠くなってしまう
遅れてきた薬の効き目で
まるくおさまっていく景色と
ずっとめいかくでいる女
睡眠薬のんで町にくりだそう
内緒のはなし君に教えよう
南京錠の右手はとけるだろう
君のあばずれた鍵で
角を曲がるとロシアの兵隊
ずっと会いたかった君を持って
ぼくはそこで眠くなってしまう
角材で砕かれた頭とともに
まるくおさまっていく景色と
ずっと笑っている女
そんなあなたもずっとぼくの夢の中
白いベットの上で何百も同じ夢を見よう
だからあなたはずっとぼくの目玉の中
風のように自由な君もぼくの目玉の中
割れた頭の中で踊る君の顔
バカなロシア人と腰をふっている
ぼくは満足している この惑星の中
次々と浮かんでくバカな朝日たち
苔むしていくぼくと記憶の住人
1 Comments
2012/01/12
とても、面白かったです。言葉の使い方や組み立て方も、
独特で読んでいて歯ごたえがあるし、
かといって、変わった言葉を並べたてて、形にしようとしているような
あざとい感じはしなくて、世界観を壊さないよう、きちんと選んだら
結果こうなった、という感を受けます。
…って、なんか、変な日本語ですみません。
えっと…単に「個性のある言葉を使う」が先に来るのではなくて
「この詞の世界を作る」ことが先にありきで書かれている気がしたんです。
そのうえで、選んだ言葉にきちんと個性があることが、すごいな、と思って…。
それは、小手先じゃなくて、詞の中の世界を最低限、頭のなかで
組んでおかないとできないことだと思うので…。
過去の作品も、とても興味深かったです。次の作品も、また読みたいです。