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退会済み 投稿 - 2011/10/22 更新 - 2011/11/20 2 Comments 296 Views
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kankan555
玄関先の夏の花が強く香っている
開襟シャツが風をはらむ
背中をつたうひとしずく
瞳を染めてしまいそうに青い空が広がってる
この夏も全てが色づくよ
僕以外の全てが

僕達はまだコドモだから
幸せの重さ信じている
値しないのがはしゃいでると
許すことができなくなる

僕達はまだコドモだから
幸せに資格もとめている
少しでも資格があったなら
僕も無い者を罰しただろう

さようなら世界
もしもそれがかなうのなら
せめて僕の消えた分だけキミが色づくように

ふたの割られた下駄箱からゴミと上履き取り出して
気付かれぬよう廊下を抜け
東階段を昇った
屋上からの街に光る青葉と車の窓
この夏も全てがきらめくよ
僕以外の全てが

殴り返せない僕はキタナイ
うす笑いつくる僕はイヤシイ
命には価値がなくちゃだめだ
命には意味が要るんだ

価値がなきゃ命に似合わない
意味がなきゃ命とつりあわない
僕である以上ここに要らない
僕は僕どまり 消えるしかない

さようなら世界
もしもそれがかなうのなら
せめて僕の消えた分だけキミがきらめくように

僕達はまだコドモだから
幸せの重さ信じている
値しないのがはしゃいでると
許すことができなくなる

僕達はまだコドモだから
幸せに資格もとめている
少しでも資格があったなら
僕も無い者を罰しただろう

さようなら世界
もしもそれがかなうのなら
せめて僕の消えた分だけキミが広がるように

夏は一番好きだった季節
世界はこんなにきれいだ

2 Comments

kankan555kankan555
2011/10/23
かなり重いテーマな筈ですけど、何故か懐かしい匂いがしました。
主人公の気持ちも理解でけるけど、やっぱり諭す方に回るかなぁ・・多かれ少なかれ人生で積み重ねてしまう真実ですよね。

・・曲の朴訥とした感じとも合ってますね。
退会済み
2011/10/23
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コメントありがとうございます。

懐かしい匂いがするのは、書いてる時点で既に作者である私にとっても懐かしい題材であったからかもしれません。主人公は中学生の想定、作品がある程度まとまった形になったのは私が40歳前後の時だったと記憶してます。

現実にこういう状況にある人を目の前にしたら私もやっぱり諭すだろうなぁと思いますが、作品としては、現実世界に生きている、死にたくても死ねない多くの似たような境涯の人に向けて、作品の中できちんと死んでいく主人公を描くことで代替満足を与えるという狙いもあります。

歌詞はどちらかというと陰気な内容なのですが、曲調は朴訥でのんびりしたものにした方がバランス的に良いかなぁと思ってこんな感じにしてみました。当初のイメージは須山公美子のピアノ弾き語り風です。須山久美子がこんなでたらめな伴奏をつける訳はありませんが(笑)。
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