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大人になることへの抵抗感を詞にしました。まあ、社会人が主人公ですが…
hamazi 投稿 - 2011/08/20 更新 - 2011/11/20 3 Comments 543 Views
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orangeba77
ディーゼル車に酸素喰われて
足りない分を必死に吸いこんでる
仕事に明け暮れる街は御健在で
虚しさ一つ、塞いでくれないよ

煙草が焦がす少年の日
連れ去って来た彼を…

憤りだけで、どこへでも行くはずだった
その類いを いくら連ねても貫けない
憧れる想いを、遊具からおろして
手を放した 形だけを残した夕暮れ

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3 Comments

退会済み
2011/08/21
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二倍ぐらいの長さで読みたいなと何となく思いました。

二倍になった場合、後半では何らかの展開が起こるかと思いますが、それをどういう展開にしたらいいかは思いつきませんでした。語り手以外の第三者に目を向けて、みんな胸のどこかに少年を抱えながら大人のフリして生活している、みたいなまとめかたになるのかもしれないし、少年の日とは決定的に変わってしまった何か-例えば守りたいものとか人とか暮らしとか、それを守ろうとするが故に生じる醜さと美しさとか-を語り手が自分の中に見いだして、少年の日の自分を遊具の上に置いて走りさるのかもしれないし、などと思いました。

2連目の意味がよくわからなかったのですが、きちん消してなかった煙草が灰皿でくすぶって立てている焦げた匂いが、煙草を初めて口にした頃の少年の日の自分を記憶の底から呼び覚ました、とかそんな意味なのかなぁと思いました。

「その類を」のところは何となく引っかかりを感じました。全体に割と普通な口語風の印象だったので、そこだけちょっと普通の口語っぽくない気がしたせいかなと思いました。「そんな思いをいくら連ねても貫けない」とかでいいんじゃないかなぁと思いました。

「憧れる想いを~形だけを残した夕暮れ」のところも意味がピンと来ませんでした。遊具で遊んでいた頃に抱いていたような憧れを、心の中でそっと封印した、今の自分は大切なものを失って形骸に堕した虚ろな存在の様に思える、遊んでいた子供達が家に帰った後で夕闇に黒々と佇んでいる寂しげな遊具の様に、みたいな感じなのかなと考えました。
hamazihamazi
2011/08/21
ありがとうございます。なんとも長文でコメントしてくださるなんて嬉しい限りです。意味することはだいたいそんな感じですね。

2段目と意味は、煙草が少年を大人へと変えてきた。だから、「焦がされる少年の日」しかし、同時に「彼」は少年である「彼」も連れてきてしまった…完全な大人になるためには、少年を置いて行かなければならない。それにたいして、最後の連で、遊具で遊ぶほど幼い少年の想いを、置き去りにする。ということです。
orangeba77orangeba77
2011/10/16
伝えたいことをもっとスマートにして、そこからぶれないように全体をまとめられると良いと思いました。それと、意味の分かりにくいところでの体言止めは、余計聞き取りにくく感じるので、改善すると良いかもしれません。

言葉選びや例え方、詞の雰囲気など好印象です。
皮肉っぽい口調も合ってて良いです。
個人的に好きな作品でした。
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