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窘められるからこそ燃えるものもありますよね。燃え尽きるのも、案外早そうですが。
asakist 投稿 - 2011/08/10 更新 - 2011/11/20 3 Comments 419 Views
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hamazi
秘密の中の二人でいれること
赤い林檎を夕陽で隠すこと
熱い素肌を隠せはするけれど
夜の明りが僕らをはじき出す

向かう宛などどこにもないけれど
途方に暮れることなく歩いてく
まるで光に群がる虫のよう
とあるネオンに二人は誘われる

愛し合うのさ 初恋ぶって
夢見るような 二度目の春に


時化たグラスに氷を落とし込み
琥珀色した霞を注ぎ込む
きつい香りも煽ればたちまちに
二人の息を一つに見せかける

広いベッドで素肌を見つめれば
他の男の匂いが邪魔になる
分かりきってた気配のはずなのに
不意に時計の音色が耳をつく

愛し合うのさ 張り子のように
忘れるように 二度目の春で


語りあうには夜明けは遠すぎて
窓の向こうを見つめる暇を知る
空のグラスは今ではむごいだけ
ただの一夜ももたない夢の不義

安い愛ではないのと云うけれど
高い愛など出会えるもんじゃなし
いくらあんたが可愛い女でも
愛しい熱は僕から離れてく

愛し合ったら それだけだから
もう終ろうか 二度目の春を
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3 Comments

hamazihamazi
2011/08/11
どうも、はまじです。
勉強になりますね。雰囲気というaboutなところがまず、素晴らしい。だいぶ推敲されているのか、雰囲気のことを考えて上で作っているのか…
GOOD押します。
SakSak
2011/08/11
こんにちは。

不倫を描くと、強烈すぎてついていけないって思う詞もあるんですけど、
この詞は、ドロドロしすぎず、キレイになりすぎず、ほどよい感じがいいですね。
hamaziさんもおっしゃってますけど、雰囲気の良さが出てると思いました。
asakistasakist
2011/08/12
はまじさん
こんばんは。コメントありがとうございます。

一定の雰囲気は醸し出せていたようでホッとしました。
近しいワードを折り重ねれば、
それなりに雰囲気が出せるということが分かりましたなぁw

んん、推敲は、基本的にどの作品も3回程度はしますが、
今回は一度目を通したくらいで、手直しも一か所くらいでしたなぁ。
『霞』というワードのところがまるでしっくりきませんで、
とりあえず『霞』にしておきましたがw

Sak.さん
こんばんは。コメントありがとうございます。

そうですね、不倫をテーマにすると、
むごたらしい愛憎劇を書いてコントラストをだしたものになりますよねw
今回はむごたらしさを書きたかったわけではありませんので、
内容もさほどつっこんだものは表現せずに、
意図せずも軽めの適度なものが出来たかと思います。
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