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ぼんやり海を見てると、昔の自分に会ってしまうことってありませんか? そういう時、今の自分は本当に自分なのか?と、不思議な気持ちになるのです・・
321hiroshi 投稿 - 2011/06/24 更新 - 2014/12/18 5 Comments 324 Views
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退会済み
さざ波 木漏れ日が 水面に光映す
いつしか見た景色 あなたの腕の中で
見上げる白い空 光あふる夏の日
両手に受け止めて 青い海 背に歩く

流れる時間をせめて ひととき忘れられたら
胸にかかえた さみしさも もどかしさも どうか・・

想いはいつだって
戻らぬ陽ざし浴びて
散っては 繰り返し
はかない記憶と知る


潮騒 波音が 昔の夢を見せる
ほほ笑むあの人が 私を呼んでいるの
水辺にたたずめば 少女の頃の私
恋さえ出来ずいる 私を見つめている

言葉にならない思い どうにもできない名残
波に消える 砂の城 私の心のよう・・

誰でもきっとある
疑うことすらせず
明日も逢えるねと
昨日と今日を生きる

風に髪を乱されて ふと気がつけば閉じてた
瞳の奥 過去と未来をただ受け止めた


眼を開け 振り向けば
恋に溺れられない私が
想い出の二人を見つめていた 
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5 Comments

SakSak
2011/06/25
こんにちは。

タイトルと詞がベストマッチですね。
なかなかいいタイトルが浮かばない私にとって羨ましいです(笑)

哀愁漂ってますよね。
ぼんやりと海を見つめる少女がしっかりイメージできるのは、さすがhiroshiさんの表現力だな。と思います。
退会済み
2011/06/25
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「光あふる夏の日」は「光あふるる夏の日」か「光あふれる夏の日」の方が自然な言い方のように思いました。

「波に消える 砂の城」は、作品の内容にあっている適切な表現だと思いました。

恋を知らない少女の頃の私と、恋の直中にいる現在の私と、恋に溺れられなくなる未来の私とが、幻惑的な夏の日差しと潮騒の中で束の間交錯する、白昼夢の様なひとときを描いた作品、というように受け取りました。

現在進行中の夏の名残と現在進行中の恋の終わりを未来の側から先取りしてしまったみたいなラストシーンが、全ては変わり終わっていくという無常感のようなものを湛えていて美しいと思いました。
321hiroshi321hiroshi
2011/06/28

>Sakさん
夏なので季節感を重視しました^-^
少女の気持ちを表せてますかね?
テーマである哀愁を感じ取っていただけて嬉しい限りです。
コメントありがとうございました!


>メタスキーマさん

確かにそちらの方が自然ですね。
現在形と過去形がごっちゃらかんになってる節もありますが、ちゃんと分かってもらえたみたいで良かったです^^

後美しいと言っていただいてありがとうございます。
次回作への意欲につながります。
コメントありがとうございました!!
NoahNoah
2011/06/29
3行目の表現がとてもすばらしいです。

戻らぬ時の不思議さ、人の心の刹那さ・はなかなさ、一瞬の中の永遠
などが凝縮された表現だと思いました。
夏の海のけだるい日差しを感じました。
321hiroshi321hiroshi
2011/11/05
>Noah さん
返事が大変遅れました;; 申し訳ないです!
そうですね、夏のけだるい午後って感じでイメージして書いたので、
そこを読み取ってもらえて嬉しいです^-^
凄く悩んで書いた所なので、褒めてもらえるて良かったです☆
コメントありがとうございました!!
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