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0526 投稿 - 2011/04/16 更新 - 2011/11/20 6 Comments 422 Views
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僕の木

僕の枯れ木

唇を噛んだ でも涙を流した
そうあって そのように
寂しくて死ぬようなものなのです

思えばあの日もそうでした
貴方の背中を借りながら
甘い果実に伸ばした手
遠く 高くあるその実には
届かないことも
ありました

そうでした そうでした
貴方はいつも言っていた
「あなたが僕を忘れるまではあなたにとって
ありふれたものでありましょう」
それでいて それでいて
僕はなんと言ったでしょう
貴方になんと答えたのでしょう
「忘れるはずはありません」

思えばあの日もそうでした
貴方に胸を借りながら
不器用な愛に腫れた腕
広く 優しい貴方の目には
私はひどく醜く見えた
そうでしょう?

月を見ていた
ひどく汚れて渇いた声が
土にかえりました

夏が枯れた
とても爽やかで切ない風が
僕の前を過ぎました

そうでした そうでした
貴方はいつも言っていた
「思い出しても止まらないくらいあなたにとって
ありふれたものでありましょう」
そうでしょう そうでしょう
貴方はそうでありました
貴方を想うと止まらないものが多くあります
例えば、と言うと貴方は笑うので
手紙にかいて隠しておきます

僕は貴方の望んだ言葉を
渡すことは出来たでしょうか?
浅い酔いがさめるまで
朝を忘れたりはしませんでしたか?

貴方は美しくありました
本当に
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6 Comments

27j00627j006
2011/04/16
こんにちは。きやつです。

どこか懐かしく感じられたのは僕だけでしょうか?
John_Smith_00John_Smith_00
2011/04/16
なんというか、古風な恋愛ですね。
江戸時代の身分違いの恋みたいな。
一途な思いと切なさと貴方の美しさにひたすら胸を打たれる詞でした。
まるで一本のショートムービーを見たような、そんな感覚にもさせられました。

素晴らしい作品だと思います。
05260526
2011/04/16
きやつさん ジョン・スミスさん(すごい名前だなあwww)
コメントありがとうございました

>>どこか懐かしく………
ありがとうございます!
この詞のテーマは「人生」なので非常に嬉しいコメントです

>>古風な………
ありがとうございます!
一応僕は「貴方=木」として書いているのですが
なるほど、そういう解釈もできるんですね!
自分の詞でありながら驚きました
やっぱり詞はいろんな解釈ができておもしろいです。

コメントありがとうございました!
退会済み
2011/04/16
Delete
人生ですか。難しいテーマですね。

自分はこれから(今年で人生が決まる)ので分からないですが、いつかは人生と向き合う日が来るのだなあ、って思いました。
sigusigu
2011/04/16
敬語の使い方が
素敵だな、と思いました。

詞の最初のほうは葉のついていない木を
連想していたんですが、
終盤に来るとなぜか桜の木のイメージになりました。
05260526
2011/04/17
>>モルシアさん
コメントありがとうございます
頑張って勉強進めてください
応援してます

>>siguさん
コメントありがとうございます
僕は敬語が大好きなのでそこを誉めてもらうとかなり喜びます
ありがとうございます
>>桜の木
ホントにいろんな解釈があるんだなあ……と思いました
ちなみに僕の解釈では一応咲いていません
「人生」にそるように書きました

お二人ともコメントありがとうございました


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