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夢を追いかけて東京に出た主人公の望郷の詩です。
27j006 投稿 - 2011/03/23 更新 - 2011/11/05 0 Comments 396 Views
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冬が過ぎ去り春がきたならピンクが色づき
何だか2丁目が新しく見える
ペダルを生き急いで漕ぎ
土手の川沿いに映る夕凪が防波堤に続いてる

狭い路地を彩ってるのは家々の灯り
隣の家からは夕食の匂い
家に着くとあなたの笑顔が見える
何気ない日常の宝石箱

花が咲いていたって
華がある街とは必ずしも言えたもんじゃないだろう
だけどこの街しか愛せないよ
月日と共に匂いが染みついてゆく

向こう岸に映る影引き裂いて
磁力で光を引きつけたら
ほら 昨日の自分にそう会えるよ 会わんよ
どっちつかずの人生だけど
それもいいんじゃない 悪くないんじゃない
ほんとは過去になんて戻れない
今をひたすら生きるしかない





音楽という道を選んでこの街を離れ
ひたすら歌い続けてる現在だ
ここ最近は温かく響くあの人の声が
懐かしくも恋しく思えてくる

難しく僕らを悩ませる記号ばかりだけど
何処かで出逢ったような記号もある
なぞってみてパッと答えが浮かんだならならいいな
靴ひもがするり解けていくように

「住めば都」なんて言葉があるけど
慣れない景色 そわそわしている
やっぱあの街しか愛せないよ
染みついてる匂いがまた鼻を刺す

諦めるにはまだ早いんだと
言われるのもまだ早すぎんだと
放棄したいんならいつでも逃げれるよ 逃げんよ
掻い潜った嘘もまた多いが
真実の方が実際んとこ多いな
後悔しないように這い上がるしかない
純粋な記号を探し生きるしかない
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