新規登録 ログイン
夢を追いかけて東京に出た主人公の望郷の詩です。
27j006 投稿 - 2011/03/23 更新 - 2011/11/05 0 Comments 592 Views
good投票
まだこの作品をgoodと言った人はいません
冬が過ぎ去り春がきたならピンクが色づき
何だか2丁目が新しく見える
ペダルを生き急いで漕ぎ
土手の川沿いに映る夕凪が防波堤に続いてる

狭い路地を彩ってるのは家々の灯り
隣の家からは夕食の匂い
家に着くとあなたの笑顔が見える
何気ない日常の宝石箱

花が咲いていたって
華がある街とは必ずしも言えたもんじゃないだろう
だけどこの街しか愛せないよ
月日と共に匂いが染みついてゆく

向こう岸に映る影引き裂いて
磁力で光を引きつけたら
ほら 昨日の自分にそう会えるよ 会わんよ
どっちつかずの人生だけど
それもいいんじゃない 悪くないんじゃない
ほんとは過去になんて戻れない
今をひたすら生きるしかない





音楽という道を選んでこの街を離れ
ひたすら歌い続けてる現在だ
ここ最近は温かく響くあの人の声が
懐かしくも恋しく思えてくる

難しく僕らを悩ませる記号ばかりだけど
何処かで出逢ったような記号もある
なぞってみてパッと答えが浮かんだならならいいな
靴ひもがするり解けていくように

「住めば都」なんて言葉があるけど
慣れない景色 そわそわしている
やっぱあの街しか愛せないよ
染みついてる匂いがまた鼻を刺す

諦めるにはまだ早いんだと
言われるのもまだ早すぎんだと
放棄したいんならいつでも逃げれるよ 逃げんよ
掻い潜った嘘もまた多いが
真実の方が実際んとこ多いな
後悔しないように這い上がるしかない
純粋な記号を探し生きるしかない
タグ : [ 編集 ]

0 Comments

Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。
ログイン 新規登録