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青銅の燭台が
照らす葡萄酒
交わす宴
栗毛巻く少年の
腹から取り出す
馳走の腑
赤々として
臭みの薄い
柔き肝臓
客人に取り分けよう
私の口で
粘着く唾液
若き心臓
そっと口付けよう
それは詩世を駆ける
吟遊詩人
さえ詠えぬ
天上を追われ堕つ
天使が孕んだ
死の甘露
濁り始めた
二つの瞳
前にして食む
解体される少年
人が人たる
所以などない
命は欲を
わずかに埋める食物
黒々として
唯美しい
私の中身
いつか誰かへ饗する
その日までさあ
貪食しよう
次なる獲物
きっと待ち受けよう
照らす葡萄酒
交わす宴
栗毛巻く少年の
腹から取り出す
馳走の腑
赤々として
臭みの薄い
柔き肝臓
客人に取り分けよう
私の口で
粘着く唾液
若き心臓
そっと口付けよう
それは詩世を駆ける
吟遊詩人
さえ詠えぬ
天上を追われ堕つ
天使が孕んだ
死の甘露
濁り始めた
二つの瞳
前にして食む
解体される少年
人が人たる
所以などない
命は欲を
わずかに埋める食物
黒々として
唯美しい
私の中身
いつか誰かへ饗する
その日までさあ
貪食しよう
次なる獲物
きっと待ち受けよう
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