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秉燭の揺らむ風に
輝る指も赤く
交わし枝の川戸に流す
ただ往けるを見て
ひとりさやか
遠退く面影の
灯り消えて
暗がり見隠す一雫
鳴り返る言葉のをと
持ち余る夜の静降れる雪と紛うほど
積もり際歩みの氷る
のこりかの
心へと留む思惟の無色
かばかりの道をゆけば
夜を過ぐのだと
想うほど沈む胸の有涯
筒袖の暗く濡つ
映す波紋撓む
誰かさえ分からぬ面
手を首へと遣る
ひとりあざら
花色を徒に
寄る辺消えて
流るに紛るる一雫
凍て凍みる手先のゐと
途切れてはならぬ手繰るほど重く引き摺られ
ただ一人貴方を望む
のこりかの
生き恥を偲ぶ冬の死色
かばかりの道をゆけば
朝は来るのだと
想うこそ沈む胸の有涯
輝る指も赤く
交わし枝の川戸に流す
ただ往けるを見て
ひとりさやか
遠退く面影の
灯り消えて
暗がり見隠す一雫
鳴り返る言葉のをと
持ち余る夜の静降れる雪と紛うほど
積もり際歩みの氷る
のこりかの
心へと留む思惟の無色
かばかりの道をゆけば
夜を過ぐのだと
想うほど沈む胸の有涯
筒袖の暗く濡つ
映す波紋撓む
誰かさえ分からぬ面
手を首へと遣る
ひとりあざら
花色を徒に
寄る辺消えて
流るに紛るる一雫
凍て凍みる手先のゐと
途切れてはならぬ手繰るほど重く引き摺られ
ただ一人貴方を望む
のこりかの
生き恥を偲ぶ冬の死色
かばかりの道をゆけば
朝は来るのだと
想うこそ沈む胸の有涯
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