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なし
sabrina_no_hana 投稿 - 2023/10/15 更新 - 2023/10/31 4 Comments 0 Views
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M1911A1
沈みそこねた夕日の陽が
今にも裂けそうなほどに肉々しい
おぶったそれらは あたたかで
猫背となるのはその為か
食卓の匂いが町にひきこもっている

秋風に影がゆれる リウマチの枯れ木
膿を出し尽くし 空っぽになった空間を
するりするりと歩く人人
なんともまあ まのぬけて
ふっ、と 笑うではないか

ほのかに香る畏怖と
かすかに痛む不安は
産声と共に 鼓動に彫られた刺青さ
人間の、生の、証さ

昇りそこねている月が
今 目の前に
なんともまあ まのぬけて
ふっ、と 笑うではないか
笑うではないか
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4 Comments

M1911A1M1911A1
2023/10/16
お久しぶりです、やっぱり改めて「詩」を読んでる感覚があって感化されます。
節々の言い回しに、よく目にするようなものではなく、やはり命が宿ってるような感じがして、勝手に自分も負けないようなものを作らなければなぁと。
M1911A1さん
コメントとGoodありがとうございます!
そんなに褒めていただけるなんて…ほんとに恐縮です!!
しょうがない詩を
これからも作っていきます…
kayumakayuma
2023/10/31
夕焼けに染まった町、そしてこの世の終わりを予感させられる詩ですね。私の歌詞も見て下さい。
kayumaさん
ありがとうございます!
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