沈みそこねた夕日の陽が
今にも裂けそうなほどに肉々しい
おぶったそれらは あたたかで
猫背となるのはその為か
食卓の匂いが町にひきこもっている
秋風に影がゆれる リウマチの枯れ木
膿を出し尽くし 空っぽになった空間を
するりするりと歩く人人
なんともまあ まのぬけて
ふっ、と 笑うではないか
ほのかに香る畏怖と
かすかに痛む不安は
産声と共に 鼓動に彫られた刺青さ
人間の、生の、証さ
昇りそこねている月が
今 目の前に
なんともまあ まのぬけて
ふっ、と 笑うではないか
笑うではないか
今にも裂けそうなほどに肉々しい
おぶったそれらは あたたかで
猫背となるのはその為か
食卓の匂いが町にひきこもっている
秋風に影がゆれる リウマチの枯れ木
膿を出し尽くし 空っぽになった空間を
するりするりと歩く人人
なんともまあ まのぬけて
ふっ、と 笑うではないか
ほのかに香る畏怖と
かすかに痛む不安は
産声と共に 鼓動に彫られた刺青さ
人間の、生の、証さ
昇りそこねている月が
今 目の前に
なんともまあ まのぬけて
ふっ、と 笑うではないか
笑うではないか
4 Comments
2023/10/16
節々の言い回しに、よく目にするようなものではなく、やはり命が宿ってるような感じがして、勝手に自分も負けないようなものを作らなければなぁと。
2023/10/17
コメントとGoodありがとうございます!
そんなに褒めていただけるなんて…ほんとに恐縮です!!
しょうがない詩を
これからも作っていきます…
2023/10/31
2023/10/31
ありがとうございます!