新規登録 ログイン
もう一度、翌る日へ
mirage 投稿 - 2022/09/20 更新 - 2022/09/20 0 Comments 0 Views
good投票
まだこの作品をgoodと言った人はいません




水平に広がった世界
未来に随分入れ込んだ
翌る日の陽は比じゃない

春に結わえて 心を



食い違った思慮たちを
後悔のないように
寒がっても 嫌がっても
真っ直ぐに伝えたい

冷えた告白だって
戦ぐ葦 不乱するばかりで
泣いてる私を見放していく
一定のリズムで


加速して この想い
重力を従えて

疎らに願った 虚ろになった
視界が開けて君が見える



春を迎える
咲け、平行線
苛立ちだって求め合うよ
心を超えて
春を迎える
咲くのは平行線
潰れない様に 潰されない様に
「翌る日の奏者」
色を飼う




覚えたての印象論
歯を食いしばる
やがてなんて待ってられない
信号が変わった瞬間

鼓動のテンポを調整
戦ぐ仕草 揺れる躯体は
アンバランスで物足りない
一回きりの王手


加速して この想い
重力を従えて

伸びて縮む 虚ろな恋
質量を知って前に進む



春を迎える
咲け、平行線
繋がり合った時間軸
心を越えて
春を迎える
咲くのは平行線
期待と不安を削りきって
「仮初めの奏者」
色を恋う





隠し事はひとつだけ
不安定な私を
包む君の願い事

「春を結わえて。」



ふたりきりの前線
春を乗り越える
色んな意味を従えて、咲け、平行線
心より空を込めて
季節の最前線
夏を待つ 春を耐える
ふたりきりの空

「色を追い求めた奏者。」

擬態する
春に
移り変わる





もう一度だけ
あの時間の中で
色を変えて咲き誇れ、平行線





0 Comments

Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。
ログイン 新規登録