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同タイトルの小説の世界観を詩にしてみました。
27j006 投稿 - 2011/02/26 更新 - 2015/12/04 0 Comments 319 Views
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美しい歌もメロディも 世界中のラブレターも
あの机の落書きも あの街の大きな歓声も
誰かを好きになったり 誰かを憎みだしたり
繰り返されてきた人と人との営みも 総てが消えるのでしょうか

「本当になんてことだろう...」 永遠って何一つ本当にない
伝えたいけど伝わらない あきらめて口を閉ざした

途切れてゆくあの雲の隙間に 一つの星が輝いていた
夢を見た 五十億年後に この星は存在してなかった あぁ

その日はみんなで帰路にある 喫茶店へ立ち寄った
ようやく抹茶シェイクと口を開いた それっきり貝のように閉じた
「どうしましたか」とあなたは 気遣わしげに声をかけてくれた
冴えない緑色のシャツ それに木彫りのループタイ

あなたも同じことを考えてた 「僕も夢を見てショックを受けました」
「地球の終末が定められていたなんて 誰も気付かないよね」

諸行無常の境地に立ち 襲いくる巨大な炎を想った
運命という 五十億年後の 失われる者たちを想った

永遠...とは.....

惜しむべき対象が物理的なものから 離れてゆくような気がして
自らの精神を掘りおこす作業 そんなものと向き合ったりした

考えて 考えて 考えて 考えつくして
ある日、不意に思った 「こうしてはいられない」
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