新規登録 ログイン
長すぎた春が終われば、今度はその春を引きずって過ごす。一年経てば季節も一周するのだ。そろそろ、踏み出し時。リスタートだ。
hana_hiro612085 投稿 - 2021/11/03 更新 - 2021/11/03 0 Comments 77 Views
good投票
まだこの作品をgoodと言った人はいません
また、ひとつ、近くなって
まだ、すこし、だけど遠いや
手が届かないや
追いつけやしないや
くっつけない君の隣


急がないで慌てないで
ゆっくり行こうよ
僕らのペースで
なんてさ綺麗な言葉
耳心地いい上部並べてさ

どうしてそんなことを気軽に言うの?
わかりやしないな君のことだって

喧嘩の一つもできないで
言いたいこと言えないでさ
溜め込んじゃってこんなエンディング
あぁ、なんて、呆気ないんだ

近づけば近づくほどこんなにも遠い隣で
肩にもたれる様に寄りかかれば
もろく崩れそうでさ
それでも触れたかったんだ
君の温度に


我慢させすぎちゃった僕は子どもで
あまりにも大人な君には
守ってあげたい存在が重く重たすぎたんだ

聞きたかった言葉とは違うけれど
聞けてよかった君の言葉は
あまりにも沁み込んでは
心を抉るんだ

響かせてよ
君の言葉で溺れちゃう前に
標を立てておいてよ
どこにいても迷わない様に
そうすれば結末は違ったかな?

こんなにも一緒にいすぎた二人なのに
時間だけが進んだみたいだ
あまりにもイージーなエンディング
それで君は満足かい?


二人でいても寂しかった
一人だともっと寂しいんだ
それでも前を向く二人だから
きっと幸せになれる

また、ひとつ、近くなって
まだ、すこし、だけど遠いな
手が届かないな
追いつけやしないな
くっつけない君の隣

こんな月の綺麗な夜だから
やっぱり想わずにはいられなかった
君を想えば取り残されるばかりな僕の心だ

それでも

前を向くよ君みたいに
自分の足で立っていられる
動き出した時計の針に顔を上げて
踏み出すのさ僕の
僕だけのミライ拓いていく

0 Comments

Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。
ログイン 新規登録