新規登録 ログイン
20211005作成
febell 投稿 - 2021/09/15 更新 - 2021/11/19 0 Comments 32 Views
good投票
まだこの作品をgoodと言った人はいません
抱き取られる恐怖に 冒された婦人は身を委ねる
些かな拘りさえ捨てれば幸福であるはずだ

男爵は爵位を捨て 討ち果てる覚悟を結ぶのに
貴女は「オンナ」を選び しかし決別すら切り捨てる

夜毎の隠し事だから 傲慢な心情は駆り立てられて
失望と喪失を迎えなければならなくなった

Le Zaria まだ名も無く この世界に降り立つ前の
Le Zaria ふたりの日々を キミは知るべきではない



吐き出される不平に 正される背筋で躍り出る
ネズミたちが齧り付く愛の純真さなど何処にある

何段にでも積み上げた 知略と暴論の楼閣で
貴女は遙か登りきり そして理解者を失った

Le Zaria その心に最も近い場所に居るのに
Le Zaria 通い合わせる術が無いことは 救いだろう
Le Zaria まだ名も無く この世界に降り立つ前の
Le Zaria ふたりの日々を キミは知るべきではない



 「この子に罪は無い」「この子に罪は無い」
 「背負わせるものなど何も無い」
 そうだ 何も無い 何も無い はじめから 何も無い



Le Zaria その心に最も近い場所に居るのに
Le Zaria 通い合わせる術が無いことは 救いだろう
Le Zaria まだ名も無く この世界に降り立つ前の
Le Zaria ふたりの日々を キミは知るべきではない
タグ : [ 編集 ]

0 Comments

Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。
ログイン 新規登録