どんな風に重ねればいい?
不透明な今日を
白さえ黒に
黒さえ白に
変わっていく
意味のない日などなくて
景色を色を光を影を
足して
元の絵など忘れてしまう
でもね 時々消しゴムのように
そんな日々を消してくれる
足して 消して 足して 消して
いつかできる絵を
僕以外誰も見れない絵を
あなたと呼ぶ あなたは
そっと僕と筆を取り
そっと指で消して
最後まで見届けるよと
言ってくれたあなたは
僕よりも僕を知っているあなたは
きっと最後に
美しい白を僕に足してくれて
大切な言葉だけ
大切な思い出だけ
添えてくれる
あなたを選んで僕は良かったよ
どんなものが重なろうと
あなたのことだけは忘れない
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