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別れの季節でもあるのです…
yuish06 投稿 - 2011/01/31 更新 - 2011/10/22 0 Comments 508 Views
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東京の空は鈍色で、
降ってくる雨も酸性だから、
傘なんて簡単に溶けてしまうんだ。
それは言い過ぎ。
ああ、思い込みなんだよ。

でも、過保護な君が、
嫌いじゃない。
最後まで涙、浮かべていたのは、
あたしじゃなく君のほうだった。
 
大丈夫、あたしは元気です。
たまに君からのメールに頼るけど。
強いビル風にさらされても、
なんとかやっていけてます。
わりと笑えているのです。

ありがとう。


実際の空は青色で、
親切な人もたくさんだから、
夢だって追いかけてられるんだ。
だけど、問題、
ああ、ないわけじゃないよ。

ただ、優しいあの人が、
嫌いじゃない。
最後まで泣いてくれた君の顔が、
うまく描けない。描けないよ。

大丈夫、あたしは元気です。
昨日までしたためてたはずなのに、
寂しさ押さえきれなくて、もう、
毎晩泣いているのです。
とても卑怯なあたしです。

ごめんなさい。


新宿、街角、交差点の上。
寄り添う人たち、
歩きにくくはないの。
君のいない街には、
危険な優しさがありました。

大丈夫、あたしは元気です。
君へメール送るたびに嘘がひとつ。
ずっと逃げてる自分が今も、
大嫌いでしかたがないのです。
笑う資格もないんです。

さようなら。

あたしはひとりで生きていくよ。
勝手でごめんね。
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