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20201115公開
febell 投稿 - 2020/11/13 更新 - 2020/11/15 0 Comments 114 Views
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白露の匂いを知った  蝶の羽ばたきは穏やかなまま
桃色花弁のつま先に降りて  風の便りを待っている

貴方の帰りはいつか  拙い遊びのような占いを
仕舞い損ねを笑うでもなくて  声の響きを待っている

月に願う後ろめたさを  知りながら知らない幼さで
心に纏うには  私  少しだけ遅かった


眠らない瞳の奥で  同じ思い出を繰り返し見る
「桃色花弁の唇だね」と  全部を抱きしめられて


寒いですか  暑いですか  一切を消して尋ねます
今日はどんな一日でしたか
一切を消して  消して尋ねます


月に願う後ろめたさを  知りながら知らない幼さで
心に纏うには  私  少しだけ遅かった
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