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言葉から言葉へと渡り歩く
羽根が生えたような足取りで
貴方の肩に移るまで
沢山の命を覚えてきた
寒空を食い尽くす
迷いごと埋め尽くす
ひとりでは叶えられなかった速度だ
手を引かれて進んだ
貴方の温度が押し通す
色違いだけで繋がれる心
なにもかもが 見たことのない軌跡
詠いながら右へ左へ 言の葉紀行
貴方に届ける 想を探す旅だ
その途中で見付けた 言の葉に何を
継ぎ足せば出来るのだろうか 僕が願った場面
架空を食い尽くす
迷いさえも埋め尽くす
やっと辿り着いた加速点だ
悲しい言葉は避けてきた
貴方の内側で芽を出す
難しい夢を見透かす為に
もう一度 笑ってくれるのなら
目を閉じてまた開けて 言の生紀行
貴方が産み出す 死を拒む旅だ
輪郭が変わる日常では 言の葉が宿り
同じ音でも違う意味を持つ 貴方に出逢えた
ふわり、ふわり 舞い落ちる花びら
その一枚一枚に貴方を指す言葉を記す
どうか風に乗り 永い時を旅して
いつかの世界で 貴方に届け私の言の葉紀行
詠いながら漂って 移り変わる星を眺める
さよならだ 観測者たち
また一人で永遠を生きる 貴方へ向けたメロディ
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