終わりのあるものは
美しいと言った
抜けないアルコールと
シャンプーの匂いを
夜風に溶かして街を彷徨った
足掻けど空が晴れることはなくて
大事なものは離れていくばかり
嘘が嘘だとわかるようになってから
人生はつまらなくなった
灰色の風景に
黄金色のネオンサイン
指先で羽を休める恋を
吹き飛ばしたらあなたに届くのかな
格好のつかないタバコを吹かし
夢で見たあなたは涙を流し
そんなの全て過去の話
セミの鳴き声と夏の兆し
灰色の風景に
黄金色のネオンサイン
このまま1人でタバコを吹かすぐらいなら
あなたの前でホラを吹かして生きていたい
4 Comments
2020/07/28
タバコの哀愁感も合いますね。
2020/07/30
夜の世界の、あの独特な空気が
肌に張りついてくるような
そんな感覚になりました。
少しアウトローなものの裏側に
必ずと言っていいほどある哀しみを
うまく描けているなぁと、感服いたしました…
あと
吹かし、流し、話、兆しの
この脚韻?と言うんでしょうか。。
それによる歌詞の収まりが素晴らしい。
声に出して歌うと気持ちが良いでしょうね。
2020/08/01
この作品の夜の世界観と主人公の心情がぴったりハマってるなと思いました。
2020/08/12
コメントありがとうございます。
前に投稿した金木犀はストレートに
こっちの方は言い回しを意識したので、伝わっていて嬉しいです。
サブリナの鼻さん
コメントありがとうございます。
女性の強さと夜の切なさはすごく合いますよね。
独特な空気感は金木犀の匂いから連想しました。
脚韻、私も初めて知りました、、、
あまり意識せず、自分の中の気持ちよさだけで描いてみました。
Sakさん
コメントありがとうございますございます。
夜の世界観を意識しました。嬉しいです。