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夏の恋は、なんだか他の季節よりも違う、独特なものを感じます。
navybluebird 投稿 - 2010/07/13 更新 - 2011/11/20 2 Comments 524 Views
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gy901311
遠くで 花火のあがる音がする
傍らで聞きながら カーラジオの歌
おぼろげに聴いていた 多分失恋ソング
甲高い女性ボーカルが 風を余計に湿らせる

今日 彼女にフられた
一緒に花火を見に行くハズだった
携帯電話からは「ゴメン」
たった3文字のサヨナラメール

夏の始まりに
ボクの夏は終わった
やけくそのアバンチュールも
する気になれない

一緒に 水族館に行こうって
買ったチケット 半分にちぎって捨てる
流しっぱなしの カーラジオからは
リスナーの恋バナが 身体を余計に重くさせる

今日 ボクはフられた
一緒に花火を見るハズだった
携帯電話で「わかった」の返事
素っ気なく返すのが精一杯

ボクの夏は
始まる前に終わった
空振りのシーズンには
夕立がよく似合う


花火の音に混じり 聞える雷鳴
もうすぐ ここまでくるだろう
烈しく降る雨に
ボクの恋の焔も 

消してくれ 




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2 Comments

gy901311gy901311
2010/07/14
RUNです
夏の情景と恋愛のはかなさが目に浮かぶ素敵な詞だと思いました
navybluebirdnavybluebird
2010/07/14
RUNさん、コメントとgoodありがとうございます。素敵と書いてもらえて
     嬉しいです。
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