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ある朝の珈琲
たぶんマグカップはお揃いで、まだ食器棚にある。
kabocha0230 投稿 - 2020/06/10 更新 - 2020/06/12 1 Comments 302 Views
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マグカップに口をつけた　珈琲の過剰な熱
舌に触れたら　感じなくて　飲み下した

香りが薄い　二人で買いに行ったあの日から
華やかさは失せてしまった

空になった余韻が　明らかに不味い
早めに片付けなきゃな

何回だって言った　君が大好きだよ
それ以外の言葉を　僕は持たなかった
何回だって言った　心から言ったよ
注ぎ込む度に　君は落ちていった

スポンジで拭う　皿の思い出は
香り立つくらい　蘇ってくる

エプロンは君が持って行ってしまったみたいだ
別に使わないけれど

味気ないな
水が跳ねて　鼻が詰まった

何回だって言った　君が大好きだよ
それ以外の言葉を　僕は持たなかった
何回だって言った　心から言ったよ
注ぎ込む度に　君は落ちていった

洗い物が終わったら　出かける準備をしよう
珈琲の入れ方　本でも買おうか

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1 Comments

kayumakayuma
2020/06/12
私も珈琲は大好きですが、特にサイフォン珈琲の香りは忘れられません。私の歌詞も見てください。
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