頭の中で音が鳴る
理想に近い場所で眠りに落ちた
遊泳する言葉はあやふやで
辿り着く前に失くしてしまう
心を結んだ
もう泣かない様に
だけど不意に暗闇に消える
自分が自分じゃないみたいで
手を繋ぐ温度
それさえ分からないのに
繰り返す答えの求め方は知っている
どこかぎこちなくて
目配せしてしまうけど
確かな質量で僕らは 息遣いを聴いてる
いつしか大人になって
口笛の吹き方から覚えてみた
しゃがんだ君に会いたい
立っている僕を見上げる君に
心を結んだ
泣いても泣いても足りず
何もかもを壊してしまう
それは不安が織る羽衣
口を付ける拍動
考えるだけで火照る頬
公式のない答えだけが残っては
いつも不透明で
目移りするものだけど
不確かさを繋ぐ声で 脈を打つ空
初めて君に出逢った日の事なんて
鮮明に思い出せないから
着色されてしまう
それでもひとつだけ
それは君が細く弱く見えた事
そして僕が作った空っぽの強さは
今君を覆う
消して離さないように
手を繋ぐ温度
それさえ分からないまま
繰り返した日常の解き方を見付けた
どこかぎこちなくて
目も合わせられないけど
「確かな質量」で 僕らは 僕らは
口を付ける温度
隣を歩く熱量
その何もかも全てに君を映して
いつも不透明で
目移りするものだとしても
今、確かな質量で 君を 君を 包んだ
まだ不確かな僕らは弱点だらけで
いつも不透明な世界に 陽を落とすーー
いつの日か透明になれます様に
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