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それは夏の残響。
mirage 投稿 - 2020/04/24 更新 - 2020/04/25 2 Comments 244 Views
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「この場所は星が良く見える」


引かれた手は繋いだまま
拍動を抑えきれない



思い付きの言い訳で手を離す
熱が下がれば
寂寥が増えていく

汐風は悪戯な子供だ
大切な時に凪いでしまう
冷えた告白が
冷えたまま届いたのなら



空から遠い世界
引力で踊る波打ち際
隠しきれない心が息をする
君に成りたい 私で居たい
空より遠い世界
浮かべた足 反射して
もう一度 あの夏へ 夏へと
君を知りたい 私はみたい

それは衝動だった
それは感情だった





海に落ちてしまわない様に
ゆっくり歩く
踏み外せばここで絶えてしまう

あの果てには何があるのか
きっと何もないだろう
世界の端っこなんて
誰も知らないから



空まで遠い世界
裸足のふたりは願い事
躓きながらも笑えますように
心に成りたい 私で居たい
空より愛を込めて
雨に混ざる不思議なフレーズ
あと一度 あの夏へ 夏へと
君を知りたい 私はみたい

それは残響だった
それは僕達だった




焦げた空
不安定な基盤は
音を立てて崩れてしまう

世界の裂け目に
飲まれそうな君は

それでもずっと笑っていた
私を怖がらせない様に




大切な人を守れますように





空までは遠い世界
銀の弓 僕らを射抜いた
不確かさが惑った
君になりたい 私はなりたい
そして全てが終わって
隣の君が動かなくなったとしても
夏が来る
また、あの夏が来るから

何度もやり直して


それは衝動だったんだね
それは感情だったんだね

ああ

それは残響だったんだね
それは僕達だったんだね



それはふたりだけの

ふたりだけのもの


僕らを編む





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2 Comments

kayumakayuma
2020/04/24
大切なものを守れますようにというところに、救いを感じました。私の歌詞も見てください。
miragemirage
2020/04/25
コメントありがとうございます。
何かを読み取っていただけたようで何よりです。また是非
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