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電球
哀歌です
fukuzou3382sura 投稿 - 2020/03/08 更新 - 2020/03/22 6 Comments 290 Views
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tamayama3退会済みmomoniku0422orange30
春風吹いてくるくる回る
蜘蛛の糸に掛かった花は

襟を立てた僕の上着に
纏わりついてくるくる落ちた

そんな夜の現場の帰りは
1人の部屋に帰りたくはなく

赤提灯の破れた店の
引き戸を開けて愛想笑い

煮込みつつきながら
一つため息ついて
ラジオ聞くふりして
込み上げる想い殺して

酒場の隅で揺れてる
電球見てた


過ちなんて誰にもあると
その場限りの慰め聞いて

燥いでみては遠くで暮らす
貴方の匂いが咽ては返す

そんな夜の酔いはいつでも
心の奥は冷めたままで

手紙を書いて送れるほどの
馬鹿な男にはなれそうもない

泣いて　泣き疲れて
貴方に書いた一行
焼酎煽りながら
貴方に宛てた言葉は

酒場の隅で消えゆく
電球のよう

酒場の隅で消えゆく
電球のよう




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6 Comments

fukuzou3382surafukuzou3382sura
2020/03/12
おれんじさん有難うございます
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momoniku0422momoniku0422
2020/03/15
いいですね、哀愁が伝わります。
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fukuzou3382surafukuzou3382sura
2020/03/15
momoniku0422さん、初めまして
目にとめて頂き、コメントまで頂いてとても嬉しいです。
ありがとうございました。
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fukuzou3382surafukuzou3382sura
2020/03/22
文月さん、評価頂き、光栄です。ありがとうございます。

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tamayama3tamayama3
2020/03/22
映像が浮かぶよう。哀愁漂う素敵な作品です。
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fukuzou3382surafukuzou3382sura
2020/03/22
玉山さん、コメントありがとうございます。
何となく、こうゆうの書いてみたくなりました　歳ですね(笑)
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