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いきなり降って湧いたので。でも昭和。
Amber 投稿 - 2019/11/20 更新 - 2020/01/02 0 Comments 242 Views
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ガラス張りの小部屋の中で 私は独り泣いています
行き交う人は慰みばかりと 同情を零し去ります

一夜の恋が終わっただけだと 私は嘘を吐いています
本当は幾度すれ違ったか この指では足りません

母親の匂いのように 父親の面影の中
抱(いだ)かれて眠る子供に なれやしなかった

忘れ時のひと 永遠のひと


お便りなど書いては破り 想うだけで時は過ぎ去り
夢に出会う貴方はいつも 眼差しが優しすぎたの

飛沫を浴びた服の汚れを 「洗えば良い」と許す刹那に
結末はもうそこにあったと 今更気が付かされて

友達では足りなくて 恋人にはなれなくて
天の河へとさすらう 旅人になろう


 一夜の恋が終わっただけだと 私は嘘を吐いています
 これだけ愛せたのだから 未練はやめましょう


人の数出会い別れて 始まって終わっていくから
ただその一編なのだから また歩いてゆける
ありがとう忘れ時のひとよ さようなら永遠のひとよ
これだけ愛せたのだから 未練はやめましょう

未練はやめましょう
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