新規登録 ログイン
ボッーとしていたら夏が終わりを迎えようとしていたので、急いで駆け込み投稿…笑
sabrina_no_hana 投稿 - 2019/09/05 更新 - 2019/09/07 2 Comments 513 Views
good投票
tamayama3
狸の毛の筆に
自宅の水を浸けて
半紙に自画像を描く
「これが私の魂だ」と
笑いころげる
線香の焚ける匂いがする
まぶたに寂寞がばらまかれる
空近し一人ぼっちの夏の日々

ロックとフォークのごった煮を
気狂いのように食べながら
畳にかかとを落とすでしょう
リズムに合わせて落とすでしょう

その面に卑しさが馴染んだら
太陽に晒してやりましょう
うちわで扇いでやりましょう
そしたらいずれ溶けるでしょう
蝉はしあわせを噛み砕くでしょう

近所の川辺を歩いてたら
やさしい生命がながれてた
見たこともない
やさしい生命がながれてた
たまには歩くのもいいもんだ
空近し一人ぼっちの夏の日々

とある眞晝(まひる)には
草花のゆれる快楽が
全身にまとわりつく
退屈しのぎに掻きむしる
不埒にあこがれを抱く
空近し一人ぼっちの夏の日々
タグ : [ 編集 ]

2 Comments

tamayama3tamayama3
2019/09/07
駆け込み投稿あざす。笑
ギリ夏の鮮度で拝見出来て良かったです。

「狸の毛の筆」など個性的なワードを散らしながら日本の夏の匂いを描き切る。
好きなフレーズを挙げたいのですが
どこもかしこも好きで選べない。困る。笑
こんな風に言葉を操れたら楽しいだろうなぁ
と毎度羨ましがる自分。
tamayama3さん
あっぶない、ギリギリのところでしたほんとに(笑)

褒めて頂けてすごく嬉しいです(^▽^)
夏は、その季節を楽しめる人がいる分
そんな人たちから取り残されている人が
非常に多いようなイメージを持っているので
後者のほうで夏の歌を作ってみようと思いました。

いつもコメント&goodありがとうございます!
Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。
ログイン 新規登録