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ボッーとしていたら夏が終わりを迎えようとしていたので、急いで駆け込み投稿…笑
sabrina_no_hana 投稿 - 2019/09/05 更新 - 2019/09/07 2 Comments 239 Views
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tamayama3
狸の毛の筆に
自宅の水を浸けて
半紙に自画像を描く
「これが私の魂だ」と
笑いころげる
線香の焚ける匂いがする
まぶたに寂寞がばらまかれる
空近し一人ぼっちの夏の日々

ロックとフォークのごった煮を
気狂いのように食べながら
畳にかかとを落とすでしょう
リズムに合わせて落とすでしょう

その面に卑しさが馴染んだら
太陽に晒してやりましょう
うちわで扇いでやりましょう
そしたらいずれ溶けるでしょう
蝉はしあわせを噛み砕くでしょう

近所の川辺を歩いてたら
やさしい生命がながれてた
見たこともない
やさしい生命がながれてた
たまには歩くのもいいもんだ
空近し一人ぼっちの夏の日々

とある眞晝(まひる)には
草花のゆれる快楽が
全身にまとわりつく
退屈しのぎに掻きむしる
不埒にあこがれを抱く
空近し一人ぼっちの夏の日々
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2 Comments

tamayama3tamayama3
2019/09/07
駆け込み投稿あざす。笑
ギリ夏の鮮度で拝見出来て良かったです。

「狸の毛の筆」など個性的なワードを散らしながら日本の夏の匂いを描き切る。
好きなフレーズを挙げたいのですが
どこもかしこも好きで選べない。困る。笑
こんな風に言葉を操れたら楽しいだろうなぁ
と毎度羨ましがる自分。
tamayama3さん
あっぶない、ギリギリのところでしたほんとに(笑)

褒めて頂けてすごく嬉しいです(^▽^)
夏は、その季節を楽しめる人がいる分
そんな人たちから取り残されている人が
非常に多いようなイメージを持っているので
後者のほうで夏の歌を作ってみようと思いました。

いつもコメント&goodありがとうございます!
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