橙滲む空の端に
大きな雲がかかって
猫のようで 鳥のようで
君ならなんて言うだろう
川沿い 青い景観は
廃材置き場に差し掛かる
蔦の絡んだ鉄柱に
心が寄りかかる
休憩しよう
歩いてるだけで 脈が弾けて
胸が苦しい
淀んだ川を走る風が
嫌になって逃げたんだ
イヤホンと暗闇だけが
僕を救ってくれる
目を閉じて 息を潜めて
綺麗な音に身を投げて
溺れたら こんな僕は死んで
そうしたら帰ろうか
少しずつ青褪めて
僕の知らないどこかに
僕の知らない夜が来る
休憩しよう
砂埃が張った手摺にあごを乗せて
待ちぼうけ みたいに
目蓋を開いたら
君が消えてしまう気がした
もう居ないのに 変だね
淀んだ川を走る風が
嫌になって逃げたんだ
イヤホンと暗闇だけが
僕を救ってくれる
目を閉じて 息を潜めて
綺麗な音に身を投げて
溺れたら こんな僕は死んで
そうしたら
溺れたら 君を好きだった
僕は死んで しまうのかな
それが良いよ もういいでしょう
寂しくはない うん ないよ
歩いている
窓明かりこぼれる街路
風をさえぎる
綺麗な歌 教えてくれたのは
2 Comments
2019/09/07
「廃材置き場」「蔦の絡んだ鉄柱」
「砂埃が張った手摺」
のワードが心象と重なって響きます。
イヤホンと暗闇だけが
僕を救ってくれる
人生に音楽があって良かった、と思える
素敵な詞です。
2019/09/11
たまやまさんさんになっちゃうけどこれで良いのかな…
僕個人のことですが、
心が寂れたときには音楽が必要で、
聴いた音楽によって行動が大きく左右されます。
気持ちが追い付かなくても、少しでも支えになって、
一歩でも踏み出す後押しをしてくれる音楽がある。
幸せやなーと思いつつ、
もそもそとこの詞を書きました。
あらためまして、ありがとうございます。
共感してくださってとても嬉しいです!