さくら さくら 口ずさむ春
こころ染めてゆく
川をなでて 夢は潤(ほと)びれる
君に見つめられたくて
ずっと ずっとその眼差しが
僕をはなさない
まだ心の一面に舞う
君に 伝えられなくて
秘密のことばで奇跡を起こすよな
シナリオを唇が紡いでく
傷口のような恋だね
引き寄せて 時をとめて今
君を攫いたいけれど
声も仕草も かき抱けずただ
春を薙ぐ両手
花言葉になりたくて今
断ち切れぬ無駄花なら
ふざけてまた詰(なじ)った
すこし 憎まれたい
二度と 二度と戻らない春
君によく似てる
額を寄せ するりと盗んだ
寝顔 春色の中で
青色揃えた 靴は気付かぬふり
笑い合うふたりを縁取っていく
木漏れ日のような恋だね
張り裂けるほどの「好き」で今
君を困らせたいけど
うずくまる肩 優しい声に
噤(つぐ)んでしまう
なだれ込む季節に押されて
愛しさも霞むのかな
散り際も分からずに
竦む夕日の道
一枚だけ 残る写真
破れた跡 まだ後悔して
擦(なぞ)るのに
引き寄せて 時をとめて今
君をさらいたいけれど
声も仕草もかき抱かずただ
春を薙ぐ両手
花言葉になりたくて今
断ち切れぬ無駄花なら
揺れる恋にもたれて
いつか微笑みたい
こころ染めてゆく
川をなでて 夢は潤(ほと)びれる
君に見つめられたくて
ずっと ずっとその眼差しが
僕をはなさない
まだ心の一面に舞う
君に 伝えられなくて
秘密のことばで奇跡を起こすよな
シナリオを唇が紡いでく
傷口のような恋だね
引き寄せて 時をとめて今
君を攫いたいけれど
声も仕草も かき抱けずただ
春を薙ぐ両手
花言葉になりたくて今
断ち切れぬ無駄花なら
ふざけてまた詰(なじ)った
すこし 憎まれたい
二度と 二度と戻らない春
君によく似てる
額を寄せ するりと盗んだ
寝顔 春色の中で
青色揃えた 靴は気付かぬふり
笑い合うふたりを縁取っていく
木漏れ日のような恋だね
張り裂けるほどの「好き」で今
君を困らせたいけど
うずくまる肩 優しい声に
噤(つぐ)んでしまう
なだれ込む季節に押されて
愛しさも霞むのかな
散り際も分からずに
竦む夕日の道
一枚だけ 残る写真
破れた跡 まだ後悔して
擦(なぞ)るのに
引き寄せて 時をとめて今
君をさらいたいけれど
声も仕草もかき抱かずただ
春を薙ぐ両手
花言葉になりたくて今
断ち切れぬ無駄花なら
揺れる恋にもたれて
いつか微笑みたい
4 Comments
2019/08/14
情景が浮かぶような描写の数々がさすがの一言です。キレイで悲しくて痛い。
2019/08/21
「潤(ほと)びれる」
「かき抱けず」
「詰(なじ)った」
「噤(つぐ)んでしまう」
淡い片恋も随所に雪凪さんらしい表現が見せる苦悩の彩。
うっとりです(←2回目)
2019/09/08
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2019/09/08
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