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yoshiomi 投稿 - 2019/08/12 更新 - 2019/08/12 0 Comments 284 Views
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うなじが見えるように
あなたの前で
しゃがみこんで 涙を隠してみたの
夕日と夜空が混ざった
切ない恋の始まり
浴衣で街を泳ぐ 金魚のような私


蝉の声と風の音
裾から見える くるぶしさえ 愛しい
胸が潰れそうだよ


夏はいじわる
汗で滲んでいく恋
1000年後も きっと 好きなまま
線香花火は
少しの煙を残し
私の前から 消えてしまうのね


裸足になって 夏草の上を
歩くいると子どもみたいなんて思ったの
ラムネのビー玉
カラカラ音をたてて
あなたの喉を 炭酸が走ってく


団扇で隠した 口もと
キスしてみて?
最後のデート そんなつもりの今日です


夏はいじわる
汗で滲んでいく恋
1000年後も きっと 好きなまま
線香花火は
少しの煙を残し
私の前から 消えてしまうのね



線香花火は
少しの煙を残し
私の前から 消えてしまうのね
命が涙を 落として乾いてゆく



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