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一番
顔を洗うのも億劫で 布団に閉じ籠もる僕の身体は
腐り尽しツルに巻かれ 明日を捨てようと瞼閉じる
思い出す授業参観 大きく掲げた眩しい夢は
大人になる誕生日に 臭い煙草の煙で隠した
もう一度もう一度と何度も伸ばしたこの腕で
もういいよもういいよと脳から何かを落とす
やめとけよやめとけよ悪魔の囁きを言い訳に
僕じゃ無理僕じゃ無理と握ったペンを捨てた
希望があるなら見せておくれ 明かりを灯すなら僕の元へ
不快になる願いは愚痴に化けて
嫌な暑さの夏の夜に 空に浮かべた儚い望みは
あの蛍と共に静かに消えた
2番
君の幸いが煩いで 耳を手で覆った時の記憶が
腹を抱え嘲笑い 指を差して涙流す
捨てたはずのアイデアノート 端っこに書かれた熱い決意を
何も生まない消しゴムで 破れるまで消し尽くした
売れてやる売れてやると 必死にもがいたこの腕で
近づくな近づくなと 愛も優しさも拒む
甘くない甘くないと 何度も心に言い聞かせ
くだらないくだらないと 期待に背を向けた
現実はいつも残酷だって だからなんだって笑い飛ばして
我が道進める強さがあれば どれだけ楽でしょう
弱さを隠して前を向いたって 化けの皮ならいずれ剥がれて
それでも戦う勇気があれば って 今更何を言うんだ!
希望があるなら見せておくれ 明かりを灯すなら僕の元へ
不快になる願いは愚痴に化けて
嫌な暑さの夏の夜に 空に浮かべた儚い望みは
あの蛍と共に静かに消えた
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