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君は何を思う。
a_shindoh 投稿 - 2019/04/23 更新 - 2019/04/29 4 Comments 245 Views
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tamayama3
踏み込んだ水たまりに映る
色の無い虹を渡る鳥を見た
何が嘘で何が真実かも
わからないまま僕に夜が来る

隣で眠る君の夢の中
手を伸ばしても掴めないものばかり
求め探し合う僕らの道
やがて深い霧で消えそうな君だから

届かない僕らの明日の窓を覗いた
仮面の奥で思ってる事


聞き入れた言葉と離れ歩く
全てに迷い果てる僕がいる
誰が僕の知る君なのかも
わからないまま僕に朝が来る

隣で笑う君とすれ違う
事に恐れて僕は嘘を吐いた
求め探し合う僕らの道
やがて同じ道にも気づかなくなるだろう

振り返る僕らの足跡を確かめて
君も水たまりを踏んでいた


鳥は飛んでいた
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4 Comments

tamayama3tamayama3
2019/04/24
聞き入れた言葉と離れ歩く
全てに迷い果てる僕がいる

ゆがみが生じている関係の、その心象描写が所々冴えわたってますね。

振り返る僕らの足跡を確かめて
君も水たまりを踏んでいた

↑ここ。確かめたにもかかわらず「踏む」ことが意味するもの。
最後の「鳥は飛んでいた」に余韻(波紋)を投げる構成も好き。
上手いなぁと思いましたデス。
a_shindoha_shindoh
2019/04/25
玉山さん ありがとうございます。
「君」に対して疑いを持ち、探っている主人公。
しかし最後で「君」も同じように思っているかもしれないという考察です。それも、歩調を合わせるために主人公は嘘をつきながら…。
みたいな感じのものです。
なのでそう言って頂けて良かったです。ありがとうございます。
SakSak
2019/04/29
こんにちは。

迷いながらも、虹とか、鳥とか、足跡とか。
そう言うフレーズを使うことで、それでも進んでいこうとする気持ちを表現されているんじゃないかな…と勝手に思いながら、読ませていただきました。
a_shindoha_shindoh
2019/04/29
Sak.さん ありがとうございます。
そう解釈して頂けたんですね。ネガティブ9割だったのですが、ワード一つがもたらすイメージって大事ですね。
勉強になります。
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