ヒグラシの騒めきが 誰かの胸に寄り添って
けたたましく鮮やかな 日差しをほどいていく
みずたまり飛び越える 少年の向こう側で
母親の眼差しは 杞憂と期待の狭間
慌ただしさも 巡り潰えて
過ぎてしまえば 幻
一雫(ひとしずく) 零すたびに
気づかされるように 過ぎ去る日々よ
睡蓮の陰りから 向日葵をくぐる後
刈り取られた稲穂から 夏の終わりが聞こえる
呼ぶ声なのか 別れの唄か
寂しさもない 幻
一夜の夢 千夜の跡
振り返ればもう 心のそばへ
木漏れ陽の中 頬に降り立つ
そのやさしさが 切ない
一雫(ひとしずく) 零すたびに
気づかされるように 過ぎ去る日々よ
一夜の夢 千夜の跡
振り返ればもう 心のそばへ
けたたましく鮮やかな 日差しをほどいていく
みずたまり飛び越える 少年の向こう側で
母親の眼差しは 杞憂と期待の狭間
慌ただしさも 巡り潰えて
過ぎてしまえば 幻
一雫(ひとしずく) 零すたびに
気づかされるように 過ぎ去る日々よ
睡蓮の陰りから 向日葵をくぐる後
刈り取られた稲穂から 夏の終わりが聞こえる
呼ぶ声なのか 別れの唄か
寂しさもない 幻
一夜の夢 千夜の跡
振り返ればもう 心のそばへ
木漏れ陽の中 頬に降り立つ
そのやさしさが 切ない
一雫(ひとしずく) 零すたびに
気づかされるように 過ぎ去る日々よ
一夜の夢 千夜の跡
振り返ればもう 心のそばへ
4 Comments
2019/04/02
”みずたまり飛び越える 少年の向こう側で
母親の眼差しは 杞憂と期待の狭間”
個人的にはここに物凄い奥行きを感じました。
杞憂と期待の狭間の心情って・・・と唸ってしまいました。
2019/04/02
晩夏のくっきりとした田園風景や温度感は伝わるのに、雰囲気は幻想的という
不思議な詞。
でも、そうですよね。
人の記憶って残らなければ幻と化してしまうわけですから。
そんな儚さをじわーっと感じました。
2019/04/03
Goodは・・・なにぶん古めかしいので頂けると思ってなかったです。
この作品、メロディは昔に作った作詞に付けたメロディをほぼそのまま
引用して書いてます、サビは作風がその時のものと雰囲気や視点が違ったので
変わってますけども。
挙げてくださっている場面ですが、僕の頭の中で見えていた母親の顔が
「無」ではないのですが、見る人によっては呆れているようで、また
見守っているようで、しかしこれを簡潔に指し示すにはどう表現したものか。
「水たまり〜」から歌っていたら頭の中に井上陽水が出て来て
「こう歌って」しまったのでこれで定着してしまいました。
どうしてそうなる・・
2019/04/03
goodまで・・恐縮です。
『雰囲気は幻想的』
2番に該当するところでは、睡蓮→向日葵→刈り取られた稲穂、で
地域差はあると思うのですが、7月→8月→9月、と時間経過させています。
当初はもう1ブロック(8小説)あり、この時間経過をそこそこに
書いていたのですが、中だるみが生じたのでカットし、文字を
削った結果として作品のようになりました。
削りが過ぎると「一体何を記しているのか」という疑問が聞き手に
立ち上がってしまうので、地味に神経質になってました。
もう少しささっと出来るようになりたいです。