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後、ひとつき さよなら平成
Wonder_one_star 投稿 - 2019/03/31 更新 - 2023/02/18 5 Comments 381 Views
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tamayama3

羨望の時代を生きたよ あなたと 羨望のこの時代に生きたよ 胸焦がして

どうにもならないこともあるって それがやっと腑に落ちた
誰かがくだした決断にも苦悩の跡が 分かる頃に 言葉をなくし

突然 引き戻される生死を分けた緊迫の場面
あの時 確かに 愛されていた事 もう それだけで十分だ

静かに耳を澄ませて 心ざわめき鎮めて 時代の呼吸を聞いていたよ
体中に流れる命の源流たどれは 胸張ってまた 一から歩きだせる


同情されて喜べるほど  誰しも皆 不幸じゃない
もどかしい思いを抱えて気づく 日々の幸せはそれぞれ違う ぬくもりを孕んでる

偶然 再会する なぜ今こんな時にかぎって
誰かと生きるべき運命の証明なら それだって理由になる

暮れゆく黄昏を浴び 若き日の父の面影 祖母が何度も呼び間違える名前を
正す事を止して うなづき返事返せば 追いかけた背中も近くなった

怒号の中に埋もれた かすかに僕を呼ぶ声 時代は脈拍を上げていたよ
我先にと群がる 人混みに押されながら  必死で掴かもうとしていた夢も 
陽炎のように燃え尽きたけれど

激動の世の流れを 抗ったこの定めを 遡っても また ここにたどり着くなら
懸命に生きた日々の喜びを悲しみを もう一度抱き留めようと思う

静かに耳を澄ませて心ざわめき鎮めて時代の呼吸を聞いていたよ
体中に流れる命の源流たどれは 途絶えることない誇りは生きてる

羨望の時代を生きたよ あなたと 羨望のこの時代に生きたよ 胸焦がして
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5 Comments

kayumakayuma
2019/03/31
羨望の時代というと、バブル時代のことでしょうか? これからのAI時代はどう変っていくでしょうね。
コメントありがとうございます。

羨望の時代という言葉に、具体的な時間の括りはないです。




tamayama3tamayama3
2019/04/02
受け入れる強さと優しさ。
「脈拍」とタイトルにあるようにあたたかい温度が伝わるようです。

暮れゆく黄昏を浴び 若き日の父の面影 
祖母が何度も呼び間違える名前を 正す事を止して 
うなづき返事返せば 追いかけた背中も近くなった

↑年月を費やしたドラマを感じました。
読了後に自分の体温もあがったような気がします。
遅くなってすみません。
コメントありがとうございます。

情景を思い浮かべていただけて嬉しいです。
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