作詞コミュニティ Gunjo Lyrics

「クローバー」

足元覗けば満面の緑が笑う
横を覗けば君の満面の笑み
足元に手を伸ばせば雨の雫
横に手を伸ばせば小さな君の左手
2人探しあった四つ葉緑のクローバー
見つけたらきっと幸せになれる
そう言って何時間もかけて見つけた
なのに今更になって気づいたんだ
幸せだったのは見つけた時じゃない
君とクローバー探し笑いあった時間

君の両手と僕の両手
合わせて4つ作った四つ葉
今じゃ二葉になったクローバー
幸せが足りなくなった僕は
今では咲くことも出来はしないのに

緑が終わり赤を過ごし
白が始まる前 二つの葉は消えた
二度目の桃色の花が僕を見下ろす頃
僕はようやく花と目を合わせた
気づけば笑っていた 涙じゃなかった
残された言葉は
「ありがとう」「あなたでよかった」
誓った永遠は春に吹かれて
また次の季節にタネを運んで
あの場所 もう一度 クローバー

巡る巡る季節の中
芽吹き枯れまた芽吹くクローバー
僕の過去もいつかは誰かの未来
挟み込む栞あたまの中
思い出すその日をこの街で待ち焦がす

部屋の隅 小さなラジカセ
流れ出した懐かしいメロディー
部屋を包み込む優しい声
これでお終い 千秋楽 花一匁
「ずっと」「ずっと」「ありがとう」

君の両手と僕の両手
合わせて4つ作った四つ葉
切れる事などきっとないさ
繋ぎ繋ぎ四つ葉じゃ足りない
何葉であろうと幸せ運ぶ
クローバー クローバー

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