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意味のない足掻きでも それでもいいから生きていたい
kinako_09 投稿 - 2018/12/13 更新 - 2018/12/13 0 Comments 157 Views
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緩く融けていくコバルトの中
時期が来たのだと目を瞑る
海馬を走らせ 記憶を灯そう
温もりが尽きる前に


淡く首に 染み付く口癖が
篭って ここに 留めている


それでもまだ 溢れるとしたら
辛(から)いだけの 奇跡だとしたら
焼くような 喉の痛みも
掻き消すように 水を求めた
まだ 息は できるのだ





縺れ逃げてきたネイビーの中
声を押し殺し 背を向ける
手帳を開いて 懺悔に回ろう
曖昧に沈む前に


どうしたって 渦巻く後悔が
縋って ここで 待たせている


崩れてゆく 魔法だとしたら
辛(つら)いだけの 未来だとしたら
裂くような 愛の濁りも
ぼやかすように 水を求めた
まだ 息は 出来るのだ


吐くような 揺らぎだとしたら
暗いまま 忘れられるなら
その前に 水を掬おう
煮え切る喉を 諦めるなと
まだ 息を したいのだ


辛(から)く辛(つら)い この水よ
掬い救って 僕になれ
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